ステンドグラス

2025.5.5 第373号

幸多かれと祈る

メトロ書店副会長 川崎紀子

 最近歳をとったせいか小さな子供や赤ちゃんに目がいく。お母さんに手をひかれてヨチヨチ懸命に歩いている男の子や女の子。自分の子供達もこんなに小さかったのかなあ、こんなに小さい靴をはいていたのかなと思う。

 腰の上に赤ちゃんを抱いて、小さなお姉ちゃんの手をひいている人。私もそうしていたなあ。その頃の小さな手の感触までよみがえってくる。若かったからできたのだ。小さな子供は思ったより重い。特につかまってくれない赤ちゃんはずっしりと重くしかも熱い。夏は赤ちゃんもお母さんも汗だくだ。

 娘たちは体格が良かったので、赤ちゃんの頃でも10キロはあった。10キロ入りのお米と同じくらいだ。(この歳になると10キロが重くて割高でも5キロを買ってしまう。)

 必死に子育てをしていた期間はそんなに長くはなかったのに、赤ちゃんの甘酸っぱい匂いや、子供達の髪の毛の手触り、汗の匂い、たどたどしい赤ちゃん言葉など懐かしく思い出す。

子供達の未来に幸多かれと願わずにはいられない。