ぶくぶくコラム

2023.4.5 第348号

熊本市 H・K様

価齢なるマジシャンに学ぶ生き方について

私の趣味のひとつにマジックがあります。高校、大学、就職後も社会人のマジッククラブに所属し、発表会や結婚式、公民館等でマジックを披露してきました。近年はDVD、You Tube、マジックショップのネット通販などもあって、誰でも簡単に世界中のマジックの情報にアクセスできる時代になりました。そんなマジック界の情報化が進む中、私の方は、人前で披露する機会もなくなり、自宅でマジックDVDを見るのが専門の「見せないマジシャン」になってしまいました。ところで、ボナ植木さんというマジシャンをご存知でしょうか。ナポレオンズの眼鏡をかけた背の高い方です。相方のパルト小石さんが2019年に亡くなられて、今は一人で活躍されています。ボナ植木さんの著書「70歳からの価齢なる人生の楽しみ方」について、紹介したいと思います。本のタイトルにある「価齢」とは、齢(よわい)を重ねて経験を積むことに価値があるという生き方です。これまでの私は、今まで学んだマジックのテクニックやステージに臨む心構えは、マジックだけにしか通用しないものだと思い込んでいました。ここで具体的なタネ明かしはできませんが、「前もって次の準備をしておく」、「万一のためバックアップをとる」、「相手と同じ目線に立つ」など、これらのことを日常生活にどのようにして落とし込んだらいいのか、この本を読んで気づかされることが多くありました。これからは、マジックの経験を日常生活に活かすことを、自分なりに楽しみながら考えて、「見せないマジシャン」から「価齢なるマジシャン」に変身してみたいと思っています。

書籍名 70歳からの価齢なる人生の楽しみ方
著者 ボナ植木/著
出版社 イースト・プレス
価格 1,650円
概要 齢を重ねることには価値がある。70歳の現役マジシャン、魔法の生活術をタネ明かし!
ISBN 9784781621326