ステンドグラス

2022.3.5 第335号

小鳥と遊ぶ

メトロ書店副会長 川崎紀子

毎年この季節になると 我が家の庭に朝からメジロの夫婦がやってくる。お目当てはミカンだ。輪切りにしたミカンを松ノ木に刺してやるのだが、無いとチョンチョンと枝から枝へ飛び移り請求しているように見える。メジロが夫婦かどうか判からないが、いつも二羽でやって来るので勝手に夫婦だと思っている。


最近のコロナの猛威に外出を控えていてミカンが底をついたので、備蓄していたリンゴを輪切りにしてやったらきれいについばんでいた。

何でも食べるのかしらと、スイカの種を小皿においてやったが、殻が固いのか散らかしただけで食べていない。ひよどり位の大きい鳥なら割って食べるだろうが、メジロには無理なのだ。

そこで、手で割ってみたが結構固い。小さなトンカチで叩いて 中の白い種を取り出した。さあこれで食べるかしら?明日の朝が楽しみだ。

こんな小さな生き物たちと心を通わせる日々を大切にしたいと思っている。

書籍名 日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業
著者 日本野鳥の会/編 上田恵介/監修
出版社 山と溪谷社
価格 1,980円
概要 野鳥のことがもっとわかる!研究者が最新の成果をわかりやすく解説する全27講座。日本野鳥の会会報誌『野鳥』からのベストセレクション!
ISBN 9784635063098