トルコライスにカステラ、ミルクセーキに皿うどん…異国の香りがするレトロ建築、美しい夜景…
長崎はおいしくて美しくて魅力的な街ですよね。あぁ、今すぐにでも飛んでいきたい…
申し遅れました、 エクスナレッジ販売部の伊藤玲奈と申します。本とおいしいごはんと旅が大好きで、全国津々浦々の書店に足を運ぶ出版社の営業職は「天職」かもしれません。
私が働くエクスナレッジは60年以上続く建築専門誌『建築知識』などの建築書をはじめ、生物、デザイン、猫、そして「解剖図鑑シリーズ」など幅広い分野の雑誌・書籍を出版している出版社です。ぜひお見知りおきを!
当社(私)と長崎…そしてメトロ書店さんとの思い出はまるで『ロミオとジュリエット』。
長崎在住の作家・村山早紀先生の『心にいつも猫をかかえて』の出版記念イベントが新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になってしまったのです!!長崎観光のためのガイド本まで買っていたのに……!
会いたくても会えない、開催したくてもできない。関わる人皆が悲しくてやるせない気持ちに……でも、そんな時に心を癒してくれたのはいつも傍にいる「本」でした。『心にいつも猫をかかえて』は愛猫たちと長崎、そして本に関する村山早紀先生・初のエッセイ。
小さな家族への愛情が詰まったエッセイに加え、長崎が舞台の春夏秋冬の短編小説、そして村山先生の愛猫たちの可愛らしい写真までもが楽しめる、一度で3度おいしい1冊。
読み進めるにつれ、まだ見ぬ長崎の街や猫たちの姿が浮かび、悲しい気持ちが解きほぐされるようでした。
頁をめくるだけで、どんな場所にもどんな時代にも行けて、歴史上の人物も未来人にも会える。嬉しい時もつらい時、悲しい時も傍に寄り添ってくれる。「本」はそんなかけがえのない存在です。そんな「本」が読者の手元に届くのは、書店員さんを始めあらゆる人のお力添えと思いがあるからだと思います。
長崎には、猫と本、そして本に宿る思いを読者に届ける、そんな素敵な書店が似合います。
書籍名 | 心にいつも猫をかかえて |
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著者 | 村山早紀 |
出版社 | エクスナレッジ |
価格 | 1,760円 |
概要 | これまで4匹の猫たちと暮らしてきた著者が綴る賢く、かわいい猫たちとの日々のエッセイ。そして、4つの季節と、猫にまつわる短編小説を収録。猫のもつ不思議な力によって、物語は意外な方向へ…。 |
ISBN | 9784767827353 |
【伊藤玲奈様プロフィール】
1987年三重県生まれ、栃木県育ち。横浜の大学を経て東京の出版社へ。2017年より現職。特技はどこでも寝られること、趣味は読書と旅、宝塚観劇。好きな食べ物は餃子。コロナの感染拡大がおさまったら本場でおいしい餃子を食べるために中国語を始めました。
*エクスナレッジ伊藤様ありがとうございました。村山早紀先生の「ここねこ」オンラインイベントの際にはお世話になりました。