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メトロニュース
2019.8.5発行 No302  
特集 版元さんリレーエッセイ 今日もほのぼの日和 次に来るのはこの一冊!

ぶくぶくコラム
福岡市 下野 えい子様 

 メトロニュースはじめて拝見しました。
月に二、三回はメトロ書店千早店に行きます。昔ながらの書店が好きです。大型モールの中の書店はパンが売ってあったり、ソファがあったり、書店さんも本が売れない現実と闘って大変かもしれませんが、インターネットが普及する世の中で本が読まれる世界を作るのは時代を逆行するのと同じ。難しいのでしょうね。
 でも、レコードと同じように、何年か先、何十年か先には画面で読むより本を読むほうが味があると本に戻ってくる人もあるかもしれません。
 今は公共交通機関の中や病院で皆、下を向いてスマホに目をやっているわけですが、何十人に一人は小説らしきものに集中している人がいて、そういう人を見ると安心します。
わー 本、読んでる。何読んでるんだろ″と思います。昔は「ランボオ詩集」から「存在の耐えられない軽さ」から小池真理子さんの「恋」といろいろ読んでいましたが、最近はもっぱら健康本で本というにはほど遠い読み物しか手に取っていません。
 話題の本!と言われると増々読みたくなくなるのです。
 メトロ書店には林真理子さん来たる!とありましたが、その林真理子さんが何十年も前に公募ガイドという雑誌の中のインタビューで有名でないあなたの話など読みたいと思う人は誰一人いない″といった類のことを応えていました。これはよっぽど面白くないと無名のあなたの話=本など読まれないですよ、というメッセージでありアドバイスであったと思います。が、有名な人が書いたものだから読んでみる人もいれば、無名な人の話にひかれる人もいます。そりゃあ、見知らぬ誰かの話など興味はないけれど、見渡せば見知らぬ誰かに囲まれているわけで人それぞれに人生があるとすれば、有名でないあなたの話も立派な本だと私は思うのです。
 言いたいことは、どの人もまだまだ読んでいない本があって、興味のないその本は並んでいるだけだけど誰かの大切な一冊だということです。
読まれなくても生きていく、ほとんどの人間はそうなのでしょう。


*川崎編集長より:下野様いつも千早店をご利用下さり、ありがとうございます。
 紙の本を売るリアルな書店としてこれからもがんばってまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 
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