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今月のメトロニュース
2017.10/10発行 No.269  
特集 版元さんリレーエッセイ ステンドグラス 横浜だより

ステンドグラス
「土山秀夫先生の思い出 」

メトロ書店副社長 川崎紀子

先日元長崎大学学長で、長崎市名誉市民の故土山秀夫先生の「長崎市・長崎大学合同葬」に参列した。会場の市民会館には鳩をあしらった美しい祭壇が設けられ、静かに微笑む先生の大きな写真が掲げられていた。
式典の開始まで懐かしい先生の映像が流れ、その中で、医学生だった 原爆当日のお話しや市民レベルでの核兵器廃絶の活動などを話されていた。
先生との出会いは最初お客様と書店員の立場でだった。ミステリ小説がお好きで何か面白い本が出たかな、と良く新刊コーナーに立ち寄られていた。そのご縁でメトロ書店が駅前電車通りからアミュプラザ長崎に移転オープンした際の記念パーティーではご祝辞を賜った。
又、発足間もないメトロミステリ倶楽部の名誉会員になって頂き、会員と親しくお話もしてくださった。
その時に若い頃に執筆されたミステリ小説が江戸川乱歩氏から絶賛された時の貴重なお手紙のコピーを頂いた。
その小説は脚本化され当時ラジオ番組として放送されたのだが、奇しくも私は昔それを聴いていたのを思い出した。音響効果も相まって想像をかきたてられ、ハラハラしたのだ。まさか土山先生の小説だったとは。
先生は良くお店に来てくださって、気軽に話しかけて下さった。先生のお姿を見かけるとまるでそこだけが明るくなるようなオーラを感じた。静かな優しい語り口で、私まで優しい気持ちになれた。
式典の最後にご長男が思い出を語られたが、先生は家の中でも変わらずユーモアのある優しい温厚な方だったそうだ。
 医師として顕微鏡を覗いて探求する姿とミステリーを解き明かすことは合い通じるものがあったのではと話され、退院したら執筆に没頭したいとおっしやっていたそうだ。
 土山先生が多くの人達に影響を与え、導いて下さったことを長崎市民は心から感謝しています。安らかにお眠りください。

 

 
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