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今月のメトロニュース
2013.10/8発行 No.221  
特集 版元さんリレーエッセイステンドグラス

ステンドグラス
「長崎くんち」

10月7、8、9日は恒例の長崎くんちだ。今年は本石灰町の御朱印船が登場する。
  先月、日越修好40周年の行事でハノイとホーチミンを訪問したが、現地のガイドさんは16世紀に「貿易で来ていた日本人の荒木宗太郎がアニオー王女様と恋に落ちて長崎へ連れ帰った」という話をして、日本とベトナムが昔からつながりがある のだと言っていた。そうそう「くんち」の出し物にあったね、と思い出したら、丁度今年がご朱印船の年に当たっていた。日越修好40周年を寿ぐにふさわしいタイミングではないか?
  今ベトナムは平均年齢28歳の若い国だ。ベトナム戦争を知っている我々世代にとっては、多くの同世代の人々が戦争でひどい目にあったことを覚えている。枯れ葉剤やナパーム弾で空から攻撃され逃げまわる人々。彼らは地下にもぐって徹底抗戦をし、ついには米軍を追い出してしまった。ハイテク対ローテクの戦いに勝利したのである。アメリカに勝ったのは我々だけだと誇らしげにガイドが語っていた。今も枯れ葉剤の影響で戦後生れの若い人たちにも影響が出ていて、立ち寄った大きなおみやげやでは、不自由な体で一心に刺繍をして生計を立てている娘さんたちが大勢いた。
  その昔、ベトナムはハロン湾で3度にわたり攻めてきた元寇との戦いに勝利している。今この湾は世界遺産として観光地になっていて、多くの観光船で賑わっていたが、地形といい、元寇を破ったことといい、勤勉なお国柄といい、日本と似ているところが多い。
  ベトナムはタイに続く世界第2の米の生産国で、コーヒーも世界第2位だそうである。広々と続く水田は新潟や佐賀の光景に良く似ていた。
  ベトナムの人々は親日的で日本語学校で学ぶ人が多く、日本企業の進出も著しい。バイクに乗って走り回る沢山の若者たちを見ていると、昭和30年代の日本のようだった。
  ホーチミンのカトリック教会では、何組もの結婚式がおこなわれていて、幸せそうな若いカップルであふれていた。
  若い人たちで活気に満ちあふれているベトナム。それに反して日本は4人に一人が65歳以上という。どんどん子供たちを増やさないとこの国に未来はないのではないか?社会全体で子供たちを見守り育ていこうという風潮や環境の整備。そして何よりも、若い人たちが安心して子育てができるようもっと経済的な援助をすべきだと思う。


(取締役副社長 川崎紀子)


 
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