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今月のメトロニュース
2011.12/5発行 No.210  
特集 版元さんリレーエッセイ ぶくぶくコラム ステンドグラス

版元さんリレーエッセイ

「講談社 森 裕之 様」
 私のお奨めは講談社刊『原爆投下は予告されていた』です。
  推薦者の私森の故郷は戦時中に陸海軍技術研究所(今の防衛省技術研究所)が在った為に「山の手空襲」を受けたのですが、一方でこんなひどい事が有ったのか、とショックを受けた1冊です。戦後66年経っても未だ戦中秘話が毎年報じられますが、この本は超弩級です。

<「まえがき」より>
「それは、福島原発事故と原爆投下2つの悲劇に隠された驚愕の真実!被爆直後の長崎に上陸した米軍捕虜救出部隊の証言、そして原爆投下を黙認した日本軍上層部の陰謀……「昭和史最大の闇」を東日本大震災が暴いた!
  二度にわたる原爆投下は、予告なしになされたとするのが定説だが、私は疑問を持っていた。なぜならば、政治家や官僚、高級軍人の戦災死者が少なく、しかも、原爆投下予告を中国の広東で傍受した一人の日本人兵士が存在したからだ。この兵士、黒木雄司氏は当時伍長、そして自らの体験を書物として残していたのだが、歴史家は認めてこなかった。
  ところが一本のドキュメンタリー映画が、この人物の証言を補強し、あたかもパズルの最後の一片をはめ込むかのごとく整理してくれた。それがまた、私の原爆投下と終戦工作に対する疑念を、ますます深めることになったのだ――」

  御存知でしたか?広島に原爆が落ちた時、すぐそばの呉軍港の最新式高角砲が照準も射程も合わせて現場は撃つ気満々だったのに命令が無くて一発も打てなかった事を(証言が各種資料で残っています)。そして何故か高級将校が反戦派二人を除いて家族ごと避難済みだった事を。
  又、小倉から長崎に目標を変えたB29を長崎市手前の(名将源田実率いる)大村海軍航空隊が一機も飛ばさずになぜ見送ったのか?また、長崎市内にいた士官が原爆投下前夜に基地に帰っていった理由は?又、当時小倉で何が起こっていたのか?
  長崎への原爆投下直後に「米艦が長崎湾に入った」という言い伝えの、アメリカからの検証、今まで知られていなかった終戦工作の数々など、永きにわたる取材や沢山の証言の数々に圧倒されます。
  厚生労働省の前身の復員省(旧陸海軍省)による戦後処理の謎等々、最後まで驚きの連続です。戦史に詳しい方でも負け戦の作戦に矛盾を感じた点の理由が見えてしまうでしょう。
  来年の原爆記念日に向けて今、読んで欲しい1冊です。
原爆投下は予告されていた
『原爆は予告されていた』
古川愛哲
講談社
\1,575


【森 様プロフィール】
 1961年落語さんまの目黒生まれ、父の転勤等で15回の引越の後、東京在住。
  担当は大分・宮崎・鹿児島・沖縄・茨城と東京都区内(8区)です。大学の合宿で長崎を訪ねたのを皮切りに20数回長崎で元気を頂いています。引越歴の為か、酔うと言葉がちゃんぽんになるのが悩みの万年青年です。


 
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