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今月のメトロニュース
2011.11/5発行 No.209  
特集 版元さんリレーエッセイ ぶくぶくコラム ステンドグラス

版元さんリレーエッセイ

「世界文化社 木村 様」
 先日、初めてお会いしたお取引先の女性に「うちの娘はこの本が大好きなの」と教えてもらった自社の本があります。その娘≠ウんが、この本を読んだのは13歳のとき。それから6年たった今でも、色んな方にお勧めしてくださっているという嬉しいお話を聞きました。恥ずかしながら自社のその本を読んだことがなく、「これを機会に読んでみよう」と軽い気持ちでページを開いたのですが、思わず物語に引き込まれて一気に読了してしまいました。
 その本とは、2005年に刊行した『リリィ、はちみつ色の夏』(スー・モンク・キッド 著/小川高義 訳)という長編の小説です。2009年には日本で映画も公開されました。物語は1960年代。14歳のリリィは、理不尽な理由で留置所に入れられたメイドのロザリンと逃亡(家出というより逃亡!)し、自分を捨てたと聞かされた母親の本当の姿を求めて旅をします。少女の成長の物語ですが、時代背景として公民権運動や宗教、フェミニズムもテーマになっている、なかなか奥深い物語なのです。
 私が感じたのは、まず冒頭の娘≠ウんが13歳でこんな字の多い本を読破していることに感心し、そして「嗚呼、私も少女時代にこんな小説に出会っていたらなぁ」と後悔したのでした。ただ、私のように多少歳をとっても、多感な時期とは違う読後感があるのでは、とも思います。それは年齢を重ねると母親という存在が少し変わってくるからではないでしょうか。オーガストがリリィの胸に手を重ねて「マリアの心」を説くシーンが一番好きなんですが、今だと(母を看取ることになったら)と想像しますし、中学生くらいだったら(親離れしたら)と考えたと思います。
 冒頭の娘≠ウんは、13歳の当時、本書の帯に推薦文も書いてくれています。これがとっても素敵な推薦文なんです。もったいぶって今回は紹介しませんが、ぜひ皆様、本書を手にとって頂いてご確認頂ければと思います。
リリィ、はちみつ色の夏
『リリィ、はちみつ色の夏』
スー・モンク・キッド
世界文化社
\1,680


【木村様プロフィール】
 1979年静岡県生まれ。出版営業歴10年目の節目に、九州を担当することになりました。どこに行ってもご飯が美味しくて、絶賛増量中です。2012年の目標は「料理が得意」になる!です。


 
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