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今月のメトロニュース
2011.2/5発行 No.200  
特集 版元さんリレーエッセイ ステンドグラス

版元さんリレーエッセイ

「朝日新聞出版 杉山 様」
  はじめまして、朝日新聞出版の杉山と申します。昨年の四月から販促担当になりまして、書店様を廻らせていただいております。
  今回初めてリレーエッセイの依頼がございまして、正直何を書けばよろしいものかと思案しておりましたが、やはり自分の好きなお薦めの本を紹介するのが一番よろしいかと決意しました。私は何といっても歴史小説が大好きです。かと言って最初から文字ばかりの本を読むほど頭は良くなく、歴史が好きになったのは小学校の図書室にある歴史マンガでした。マンガが歴史=(イコール)お勉強という敷居を低くしてくれたおかげで歴史に関する興味はどんどん深まっていきました。やがてもっと詳しく知りたいと欲求から書籍を手にとるようになっていきました。当時は今から考えるとなぜこれを読んでいたのかわからないのですが「保元物語」「平治物語」「太平記」などの日本古典物語を読んでいました。おそらく当時は自分で本を買うことができなかったので、図書館で借りていたのでこのような堅いものを読んでいたと思われます。そのため歴史に関しては妙に詳しくなり、頭でっかちになった私ですが、当時はなかなかこの話題を共有できる友達はいないことが寂しかったです。
  前置きが長くなりましたがお薦めの歴史小説といえば何と言っても司馬遼太郎先生の3冊を挙げたいです。1冊目は『竜馬がゆく 1〜8』(文藝春秋、各660円)、2冊目は『翔ぶが如く 1〜10』(文藝春秋、各570円〜610円)、3冊目は『燃えよ剣 上・下』(新潮社、各780円)です。 もちろん他も面白いのですが、この3点はすべて読んでもらいたい。なぜならこの3冊は同じ時代を生きた人物のそれぞれの生き様をあらわしているからです。1冊目はその名のとおり坂本龍馬の一生、2冊目は明治を作った西郷隆盛と大久保利通の物語、3冊目は幕末京都でその名を馳せた新撰組副長土方歳三の一生です。歴史小説の怖いところは主役の視点からだけの本だけ読むと敵対する相手が悪者に見えてしまうことです。ただ現代に当てはめてみるとわかるのですが、人は置かれた立場によって物事の考え方が異なりはたしてそれが正しいか間違いかはわかりません。幕末当時、開国して新しい世の中をつくろうとした坂本龍馬や西郷隆盛らは素晴らしく魅力的でありますが、では幕府側に立っていた新撰組が悪なのでしょうか。農民出身でありながら武士になりたいという純粋な気持ちで生きていました。
  このようにぜひ多角的に物事を見えるように3点をお薦めいたします。あくまでも私見ですのでよろしくお願いいたします。

『竜馬がゆく 1〜8』
司馬遼太郎
文藝春秋
各\660
『翔ぶが如く 1〜10』
司馬遼太郎
文藝春秋
各\570〜\610
『燃えよ剣 上・下』
司馬遼太郎
新潮社
各\780

【M様プロフィール】
1971年神奈川県生まれ、神奈川県育ち。担当は大阪府・兵庫県を含む近畿地区、関東地区は東京駅周辺・小田急線・東急線・京王線などの多摩地区、神奈川県。趣味はサッカー観戦、走ること、岩盤浴。

 
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