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2010.6/5発行 No.192  
特集 版元さんリレーエッセイ ぶくぶくコラム

ぶくぶくコラム
『 長崎県長崎市 K・U様 』
 「僕は少年雑誌の味方です」
  昭和27年生まれの僕にとって、昭和30年代に読んだ少年雑誌は、僕を楽しませてくれたり、勇気づけてくれたりしたが、今では当時を思い出させてくれるタイムマシンのような存在である。
  小学2〜3年の頃、父は毎月20日過ぎ、つまり給料日過ぎになると『少年画報』『ぼくら』『少年クラブ』『少年』などの少年雑誌を買ってきてくれた。当時は少年雑誌の黄金時代で、幾種類もの少年雑誌が出版され、覇を競っていた。どの雑誌も10〜15大付録付きで本誌にそれをサンドイッチ状に挟み込んだ姿は、すごいボリュームで「宝物」のような輝きを持ち、僕ら少年を魅了した。
  雑誌は仲間内でまわし読みするのは勿論のことだが、自分が読み終わると、近所の友達どうしで支援し合って読んだ。本誌と付録を合わせると10数冊にもなるので本誌、付録の順に読むという原則を無視すれば、十数人が一度に楽しむことが出来た。
  その時は車座になって読んだ。僕は幸か不幸か独りっ子だった為、兄弟に煩わされることもなく一人でゆっくり読めた。そして、読み終えると押し入れにしまいこんでいたが、ある程度たまると親の手によってクズ屋さんに売りとばされ、いつの間にか、全部なくなってしまった。
今、手元に残っていれば、百冊前後はあったはずだから漫画マニアの人達に売って、車一台は買える位の金儲けができていたに違いない。ちなみに僕は30歳代の頃から懐旧の情にかられ、それを集め始めているのだが、値段が高いので苦労している。
子どものときも今も、やはり少年雑誌は高いものなのだ。
  その後、『サンデー』や『マガジン』に代表される週刊誌の登場により、これら月刊誌は衰退していくが「次号を待たれよ」という言葉に胸をうち震わせながら、一ヶ月待ったあの頃の気持ちは、今すぐにでも思い出せる。何はともあれいい時代だったなぁ、あの頃は。
    
 
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