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2010.3/5発行 No.189  
特集 ぶくぶくコラム

ぶくぶくコラム

『 長崎県長崎市 K・U様 』

司馬遼太郎氏と僕
 昭和54〜55年ごろ司馬遼太郎にこって、文庫本で百冊くらい読んだ事がある。市役所の同僚S氏から「峠(上・中・下)」(新潮社、上¥700 中¥780 下¥620)を読むように勧められたのがきっかけだった。
この「峠」は越後の国(新潟県)、長岡藩の河井継之介の激烈な生涯を書いたもので感動し、僕の生き方にも影響を与えた。
 司馬氏の作品に共通したものそれは、一言で言えば、「男はどう生きるべきか、どういう生き方がカッコいい生き方か」を問うている点だと思う。「竜馬がゆく( 1〜8巻)」(文藝春秋、各¥660)の坂本龍馬、「燃えよ剣 上・下」(新潮社、各¥780)の土方歳三、 「北斗の人(上・下)」(講談社、各¥750)の千葉周作、「歳月(上・下)」(講談社、各¥750)の江藤新平、 「飛ぶが如く(1〜10)」(文芸春秋、1〜6・9・10巻¥610、7・8巻¥570)の西郷隆盛、「王城の護衛者」(講談社、各¥730)の松平容保、 「花神」(講談社、上¥750、中¥700、下¥780 )の大村益次郎等いろいろな人物が登場し、さまざまなドラマを提供してくれる。
 それらのドラマを司馬氏は歴史的な知識がない人にもわかるような易しい文体で書き表す。ここに氏の優しさがあり、読者が多い理由もここにある。
話は変わるが昭和56年頃、佐賀に出張したとき、江藤新平(※)の墓を見にいった事がある。大きな石碑みたいな墓で、「江藤新平君の墓」と書いてあった。墓前で、「あなたのことを書いた本『歳月』を読みました。自分が作った法律制度により殺されたのは皮肉だったけれど、あなたは素晴らしい人でした。安らかにお眠り下さい。」とお祈りしてきた。
峠
歳月
北斗の人
『峠 』上・中・下
司馬遼太郎、新潮社
上 700円、中780円、下620円
『歳月』上・下
司馬遼太郎、講談社
各750円
『北斗の人』上・下
司馬遼太郎、講談社
各650円
(※)江藤新平
卓抜とした理論と事務能力で明治維新の激動期を、司法卿として敏腕をふるっていたが、明治6年征韓論争で、反対派の大久保利通、岩倉具視らとの対決に破れて下野。佐賀の地から明治中央政府への反乱を企てるも捕らえられ、非業の死をとげる。(「歳月」より)


 
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