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2009.11/5発行 No.185  
特集 ぶくぶくコラム ステンドグラス

ぶくぶくコラム
『 読んでいない本について堂々と語る方法  大村市 N・N様 』


最初にこの本のタイトルを見た時、「読んでいない本」ではなく「読んだ本」というのはどういうことなのか、ということが頭に浮かびました。読んでそのあらすじや内容が頭に残っているのはもちろん「読んだ本」と言えるのでしょうが、一応読んではみたもののそのあらすじや内容はほとんど頭に残っていないものもはたして「読んだ」と言えるのかどうか。例えば難しい哲学書などひととおり文字を追いかけて通読したとして、内容がチンプンカンプンであっても「読んだ本」ということになるのかどうか。
  逆に実際に本は読んでいなくても書評なり人から聞いたりなどして内容がわかっていてその内容についてある程度説明ができるのであれば、「読んだ」と嘯いてもいいのか。また「ざっと読んだ」「読んだことはあるが忘れてしまった」という本も「読んだ」ということになるのか。この本では「読んでいない本について堂々と語る方法」とともにこういうことが書かれています。
  私は本が好きで書店に行くとよく衝動買いをするのですが、それがそのまま本棚に眠ったままというケースが多々あります。ですから自分の本棚を見渡してみて、はたしてこのなかで何冊「読んだ」といえるのだろうかと不安だったのですが、この本の翻訳者(京都大学教授)は「自分が持ってる本の三分の一も読んでいない。いや五分の一かもしれない」と書いておられ少し安心しました。しかしこれは読んではいなくてもどういう類の本であるかというくらいは知っていますので、後で必要になった時に読めばいいと思うことにしました。少なくとも自分が「いい」と信じて買った本なのですから後々必要になってくると思います。
  しかし、「読んでいない本について堂々と語る」のではなく「読んだ本について堂々と語る」ように本は読むようにしたいものです。
読んでいない本について堂々と語る方法
ピエール・バイヤール
筑摩書房、¥1995
 
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