メトロニュース
今月のメトロニュース
Back Number
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年以前
 
原稿募集中!!
Metro Group Links
メトロ書店
メトロ書店神戸御影店
メトロブッククラブ
MMCメトロミステリー倶楽部
MOCめとろおやこくらぶ

 
今月のメトロニュース
2008.10/5発行 No.172  
特集  版元さんリレーエッセイ

版元さんリレーエッセイ
「角川書店 N様」
 昨年の4月入社で、兵庫・京都・滋賀・大阪の北部を担当していますNと申します。始めは緊張しながら探り探りお話してた書店さんにも、徐々に顔と名前を覚えてもらえていくのを嬉しく感じた1年5ヶ月でした。
 CDショップに2年、書店に5年半勤めての転職でしたので、販売・接客の楽しさも大変さも一通り経験してるつもりです。もちろん書店のときには沢山の版元営業さんにお世話になり、今も同業者として色々と教えて頂いてます。
 そんな私が出版営業に転職する時に決めたことは、「自分が書店で営業される立場だったときに、自分が好きだった営業さんのようになりたい!」ということ。
 例えばですが、
(1) 自社の本についての知識があり、客層やオススメ所が分かっている
(2) 自社本のゴリ押しだけでなく、他版元・他書店も含めての売れ筋などの情報(ウラ情報とかの意味ではなくオフィシャルな)
(3) 本について話ができる(最近面白かった、面白くなかった、オススメなど)
(4) 書店さんも忙しいので、ちゃんと空気を読む
 (1)は営業としては当然かも知れませんが、意外と内容もよく分かっていないのに「売れてますから!」だけの営業さんは、いました。「売れているかも知れないけどウチの店では…」みたいな本もあるわけで。内容を分かった上で「売れているので一度置いてみませんか?」はいいんですが。
 (2)と(3)は純粋な自社のための営業としては必要ないのかも知れませんが、個人的にこういう話ができる営業さんの方が好きだったし、実際の仕事も出来る人が多いように思います。お互い時間的に余裕がある時は前回お互いが薦めた本の感想とか話したり。
 で、(4)が一番大事だったりします。忙しいときに(2)や(3)をゆっくり話してる時間はないですし、本当にお願いしたいこと・オススメしたいことから最初に伝えないと、限られた時間で全部のお話は出来なかったりするので。
 と、ここまで書いてみて自分は最初に目指していた営業が出来ているのか少し不安になってしまいました。「忙しさ」「時間のなさ」を理由に、(2)や(3)はもちろん、(1)さえちゃんと出来てないことがあるように思います。初心忘れるべからず。せめて、こちらからオススメしている本のオススメ理由が「売れてますから!」だけにはならないようにしたいです。あと空気を読む。そして本も読む。
 「人と人でする仕事」という意味で、販売と営業は似ています。「あのお客さんが好きそう」と常連のお客様の顔が浮かぶのと同じように、「あのお店で売れそう。あの担当者さんは気に入って展開してくれそう」とお店が浮かぶような。逆の立場から、「こんな本が欲しいんだけど、あの本屋さんで探してもらおう」とお客様が思うのと同じように、「フェア台が空くんだけど、あの出版社のあの人に次のフェアの相談をしてみよう」と思い出して頂けるような。そういう営業に、私はなりたいです。
 60周年を迎えた角川文庫共々、今後とも宜しくお願いします(最後に少しだけ営業を)。

【N様プロフィール】
 大阪府出身。1978年生まれ。大阪北部・滋賀・京都・兵庫担当。
 転職して早くも一年半が経ちました。今後とも宜しくお願い致します。

 
メトロニュース編集部 〒850-0862 長崎市出島町5-2 川崎興産株式会社メトロ書店 本社ビル1F
TEL:095-826-0433 FAX:095-824-6977 news@metrobooks.co.jp
Copyright 2008-2012 Metro News All Rights Reserved.