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今月のメトロニュース
2008.10/5発行 No.172  
特集  版元さんリレーエッセイ

特集
メトロミステリー倶楽部発足10周年記念イベント
「新潮文庫 『チャイルド44』 発売記念座談会」
特別ゲスト:新潮社 若井孝太 氏

 今年は「メトロミステリ―倶楽部発足十周年」の記念すべき年に当たる。
 1998年3月13日(金)、お日柄も良くおまけに仏滅、満月の日に集まった面々が誰一人欠けることなくミステリーのあれこれを語り続けて十年。この間、
ハヤカワ&ミステリチャンネルのコラボによる「原寮氏とハヤカワミステリ編集長の座談会」
松本清張記念館ツアー&有栖川有栖氏と語ろう」
「北村薫氏と語ろう」
夏樹静子氏、森博嗣氏、鯨統一郎氏、原寮氏、有栖川有栖氏等の「ミステリー作家サイン会」
「メトロミステリー文庫」発刊
「『ハンニバル』を読んで語ろう」(新潮社 若井孝太氏を迎えて)
 等など、色々な企画を実行してきた。
 そして今年は9月13日(勿論金曜日)の例会に、十周年記念として、再び新潮社の若井孝太氏を迎え、出版されたばかりの『チャイルド44』について会員達と意見交換が行われた。
 『チャイルド44』は発売直後から評論家北上次郎氏が「圧倒的に面白くて、圧倒的にやるせないベストミステリー。今年度ベスト1」とお墨付きをもらい、翻訳家の大森望氏も週刊新潮で激賞している。
 さて若井氏を囲んで久しぶりに(なんと8年ぶり!)会が始まった。
 冒頭、若井氏が版権を取得するまでのよもやま話で始まり、盛んな意見交換が行われた。

A氏 「これは家族の話だね」
Bさん 「読んでいて映像が目に浮かび、リドリー・スコットで映画化ときいて楽しみ」
Cさん 「冒頭の猫の場面は愛猫家としては読むに耐えなかった」
D氏 「あの猫の描写なくしては、スターリン下の時代の飢えの状況を描写できない」
Eさん 「これは夫婦愛の物語だ」
F君 「ああまだ全部読めていないから話についていけない、悔しいー」
G氏 「上巻は愛の物語。下巻は大活劇」

…などなど上下巻の文庫に2時間以上の討論が行われた。 後の懇親会で若井氏は「たった一つの本の議題でこんなに激論を交わせるなんてさすがにミステリー倶楽部。読者の生の声が聞けてうれしかった」と述べていた。
 普段の会合でも「ああだ。こうだ」と和気藹々(わきあいあい)のメンバーたち。 「若井さん又きてくださいね」と別れを惜しんでいた。
※若井氏からの最新情報に寄ると、作者は続編を書き上げたそうで、またまた楽しみな展開だそうである。続編が待ち遠しい。
川崎 紀子

 
『チャイルド44(上・下)』
(新潮文庫、トム・ロブ・スミス、田口俊樹/訳、上巻740円・下巻700円)

 スターリン体制下のソ連。 国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた……。

 
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