2008年5月5日号・第167号 news@metrobooks.co.jp(←投稿はこちらへ)


今年も続くぞ!落語ブーム!

 
 
 
 
 
※今回はちょっと趣向を凝らして小噺(こばなし)風に。しばしの間お付き合いくださいませ。

えぇ、実は最近あまり本を読んでおりませんで、というのも小説を読むとすぐ眠くなってしまうのです。ただ、仕事から帰ってきてあとは寝るだけ、ていうのも悔しい。そこで、DVDを観る時間が増えてきたんであります。ミステリーとお笑いを少しずつ集めてきましたが、ついに落語に手を出しました。

「やっぱりうめえなぁ、小三治は」
「おう、小三治といえば、『柳家小三治の落語1〜3』(小学館、1・2巻各560円、3巻590円)が完結したそうじゃねえか」 「DVDに収録されている口演を文庫化したもんだろ?当然、もう買ったよ。まず本を読んで予習して、DVDを観て、また本を読んで味わう。堪らないねえ」
「ところでよ、小三治の魅力ってぇ、なんだい?」
「やっぱり、あの声と表情には引き込まれるねぇ」
「本じゃわからねえよ。まあ、『柳家小三治の落語1〜3』は落語ファンはもちろん、落語に興味がある人にもオススメできるな。噺の解説もあって、ちょっとした入門書代わりにもなるしな」

「そうそう、落語家が書いた本といえば、立川談春が随筆集『赤めだか』(扶桑社、1400円)を出したぞ。自伝みたいな感じだな」 「談志に弟子入りする第一話からしっかり笑わせる。しかも、ただ笑わせるだけじゃなくて、心に残る。ありゃぁ、書き手としての才能もたいしたもんだ」 「落語を題材にした小説も出てるぞ。まずは、最近人気が出てきている平安寿子の『こっちへお入り』(祥伝社、1680円)は30を過ぎたOLが落語に引き込まれていく姿がユーモラスに描かれていて、読んでいて小気味いいよな」
「とにかく落語の勉強をしたくて、もてあましていたipodに落語を取り込む場面な笑ったなあ。早く続きが読みてえや、じゃあな」

「ちょっと待て。そうあせりなさんな。最後はミステリーから。愛川晶の『神田紅梅亭寄席物帳 芝浜謎噺』(原書房、1890円)は寿笑亭福の助が活躍する本格落語ミステリー第2弾!」
「そうだ、それもあった。福の助が周りで起こる諸々の事件を落語で解決していく、あれだな。今まで落語を題材にしたミステリーはいくつかあったけど、落語家自身が探偵役であれこれ考えるのは初めてじゃないかな」
「もちろん、ミステリーの部分もしっかりしているからミステリーファンにも読んでもらいたい1冊だね」
「そうだ、こんな所でおめぇとだらだら話してる場合じゃねえ、早く本を読まなきゃ」
「俺も、早く家に帰って小三治のDVDの続きを…」
「本を読め、本を」

それでは、おあとがよろしいようで…。
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