「古典を読もう」
 
 一年の計は元旦にあり、などと毎年思いながらあっと言う間に2月が来る。齢を重ねるに連れて、「今年も何とか元気で居られたら良いか」などど安直になってしまうが、これではいけないのだ。この怠惰な態度が老化を招くのだ。
 老化を防ぐにはなんといっても読書だ。それで、昨年7月に小学館から刊行が始まった「日本の古典をよむ」シリーズを読むことにした。毎月一冊ずつ刊行されるので続けて読んでみようと思っている。このシリーズのうたい文句は「歴史小説を読むように古典文学をよむ」で、「原文の魅力をそのままにあらすじと現代語訳付き原文ですらすら読める新編集」と帯にある。
   
  「日本の古典をよむ」シリーズ
 
シリーズ1
[古事記]
 
シリーズ2
[日本書記上]
  ※以下続刊。 メトロ書店にて好評発売中!!
  例えば「方丈記・徒然草・歎異抄」の巻はまず見開きに「写本をよむ」としてカラーで大福光寺本 方丈記の写真がある。他に「書をよむ」「美をよむ」のページがあり、導入部で興味をひかれる。次にあらすじがあり、本文の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」の現代語訳、原文へと続く。学生時代にお歳を召した古文の先生の眠い眠い授業を懐かしく思い出した。古典文学など余程の人で無い限り学校時代に習っておしまいである。同じ日本人なのだからもっとわかって当たり前だけれど、古文は難しいという先入観がつきまとう。(下二段活用だの、係り結びだの、かけことばだの、とあのおじいさん先生がごちゃごちゃ教えてくださったのがいけないのだ。)
  この「日本の古典をよむ」はたしかに読みやすくできている。全20巻読み通せば、訳注付きの日本古典文学全集(小学館刊88巻)も、年末にはすらすら読めるようになるかもしれない。
 
メトロ書店専務 川崎紀子
メトロニュース Copyrightc 2007 Metro News All Rights Reserved.
このページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。