「新潮社 K様」
 

新潮文庫の棚に、待望の著者が登場しました。
児童文学の分野で大活躍されている作家、上橋菜穂子さんです。
野間児童文芸新人賞と産経児童出版文化賞を受賞した『精霊の守り人』(新潮文庫 ¥580)が、今年の4月新刊として刊行されました。長年文庫化が望まれていたことに加えて、『指輪物語』や『ナルニア国物語』、『ゲド戦記』などに代表される近年のファンタジー・ブーム、さらには刊行と同時期にNHKのBS2でテレビアニメ化されたことも手伝って、発売直後から凄い勢いで版を重ねています。
著名な児童文学作品の文庫化に当たって『精霊の守り人』を始めて読んだ私は、少なからぬ衝撃を受けました。女槍使いの主人公バルサが、命を狙われる新ヨゴ皇国の王子チャグムを颯爽と救い出す見事な冒頭のシーン。第二皇妃の依頼で用心棒となったバルサは、父帝が差し向けてくる刺客や異界の魔物から王子を守るために身体を張って戦い続ける…。果たして、児童文学という「子供たちのための物語」といわれる作品の中には、大人が読んでも充分に楽しく読めるものがあることを改めて実感しました。
累計で10作にも及ぶ〈守り人〉シリーズ。これらの著作を新潮文庫に、というお話をお受けいただいた理由について、著者の上橋さんは次のように語っています。
「日頃、児童書のコーナーには足を向けない大人の読者たちにも、ぜひ、読んでみていただきたかったからです」。
現在新潮文庫に収録されている作品の稼動点数は、約二千九百点。その大きな特徴に、“読者層の幅広さ”があります。「子供が読んでも大人が読んでも面白い物語」は、今後、もっともっと多くの読者を獲得することでしょう。

 
K様プロフィール
1966年、東北は会津の生まれ。この1月より九州・沖縄エリアの担当になりました。趣味は、ジョギングと居酒屋徘徊。会津の日本酒が好きですが、薩摩の芋焼酎を飲みながら長崎の一口餃子を食べるのも大好きです(笑)。
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