2007年6月5日号・第156号 news@metrobooks.co.jp(←投稿はこちらへ)

フェアに愛を込めて!書店の飾り付けができるまで

 書店はお客様と本が出会う舞台。足を運んで頂くお客様が観客なら、目的である俳優はずばり、本。しかし、味気ない舞台にぽつんと俳優が立っていても何の面白みもありません。そこで登場するのが、舞台を華やかにしお客様の前で本を輝かせる演出家であり、私たち書店員がその役を担っているのです。どうすればお客様が手を伸ばしてくれるのか?
  華やかな飾り付けの裏には書店員にとっての永遠の命題が存在しています。それにどう立ち向かうのか?
  そこで今回は、昨年オープンした千早店の飾りつけを頑張って盛り上げている2人の作品の裏側に迫りたいと思います。

「大奥」
 まずは梅津の自信作、『大奥@〜A』(よしなが ふみ、白泉社、@\600、A\620) のフェア台です。作品がもつきらびやかな世界観が大迫力で伝わってきます。
 梅津によると、やはり自分が作品を読んで「面白い!」と思うことが大切なようです。思い入れが強ければ、飾り付けのイメージが膨らむそうです。

「小学一年生」
 次は矢野による『小学一年生』(小学館)の飾り付けです。子供向けの雑誌ということで、お子様が立ち止まって雑誌の中身を覗きたくなるような、楽しそうな雰囲気に飾り付けされています。しかし、表にはあらわれない苦労があるようで、高い所の飾り付けに気を使ったそうです。せっかくの飾りが落ちてきたら大変なので、耐久性のチェックに多くの時間を費やしました。
 これくらいの飾り付けとなると、かなり時間が掛かるそうです。
  しかも、当たり前ですが飾り付けだけが仕事ではなく、他の作業もこなしていかなければなりません。決して楽ではありませんが、2人とも実際にお客様が商品を手に取った瞬間がうれしい、と思えるからこそ頑張れるようです。私たち書店員にとっては、お客様と本との出会いの瞬間がスローモーションのように目に焼きつくのです。
 読者の皆様、書店の飾り付けの裏側はいかがでしょうか? これからは今まで目的や興味をお持ちでなかったコーナーも歩いてみてはいかがでしょうか? 各担当者が愛を込めて飾り付けた本棚が、皆様と本との新しい出会いをお待ちしています!
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