「滑って転んでおお痛けん」
 
 

「山があるのに山梨県」「滑って転んで大分県」など県にまつわるダジャレ。誰でも一度は口に出した経験があると思います、が、今回ダジャレが本当になってしまいました。

三月半ばのある日、運動不足解消のために、朝から自宅を出てテクテクと機嫌よく歩いていました。空は青空、桜も咲かんとしている気持ちの良い朝でした。出島の本社が目の前という時、チンチン電車の軌道を横切る横断歩道で、レールの溝に足を取られ、まるで地響きが立ったかのようにドデーンと転びました。不思議なことに、自分が転んでゆく様は自分では見えないのに、なぜかスローモーションで脳裏に焼きつきました。転んだ瞬間、肋骨がゴキっといやな音がしました。向こう側を歩いていた若い女性が駆け寄ってきて「救急車をよびましょうか?」と言ってくれたほど、ひどい転び方だったようです。立ち上がると何とか歩けたのですが、恥ずかしくて遠回りをして出社しました。

その後、じっとデスクに向かっていても痛みはますますひどくなる一方なので、整形外科でレントゲンを撮ると、「肋骨は折れていないがヒビが入っている。全治ニヶ月。ニ週間は絶対安静」と言われました。

その日のうちにデマが飛び交い「専務は背骨を折った」とか「入院した」とかなんとか。

事実は肋骨にヒビでしたが、メトロコンピュータカレッジの開校準備などで忙しく、絶対安静にしていられたのは六日間でした。

「人の痛みは分からない」とよく言います。「心の痛み」はもとより「骨のヒビの痛み」など他人に分かるはずもありません。これからは外科的痛みに耐えている人にもっと優しくしてあげようと思うヒビであります。心配して下さった皆さま、有難うございました。

 
メトロ書店専務 川崎紀子
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