下のメトロ書店時代からのお得意様A様より
 
「メトロ書店本店を歩く愉しみ」
私は73歳のメトロカード会員。アミュプラザ以前の地下のニュース劇場・2F店以来の馴染みである。年200冊程の本を読むから週に一度は貴店を訪ねる。けれど最近のメトロニュースを眺めると、私など既に墓地の幽霊に思える。その幽霊が今朝も一時間程、徒然なるままに店内を巡った。足取りを紹介しよう。

今回は先ず予約購入本の受け取りを済ませる。その後、郷土出版書コーナーでは真木雄司「さかみち散歩」、鎌田先生の「時代を生きて」を一瞥。後者は重過ぎる真面目本。

文芸書コーナーでは「東京タワー」「ミーナの行進」「陰日向に咲く」「散るぞ悲しき」「お腹めしませ」「ひとがた流し」「棄霊島」などは既読。藤沢周平・五木寛之・瀬戸内寂聴・柳沢桂子なども永年お馴染み。「海坂藩大全」 「未刊行初期短編」「仏教の旅」は本の姿も美しい。「ローマ人」は著者の威張りが好きではない。

洋物は「私を離さないで」「12番目のカード」が目玉。「一瞬の風になれ」「夜は短し歩けよ乙女」「愛の流刑地」は未読。ウエブ関連本が目につく。

新書コーナーから詩歌・思想・宗教書コーナーを抜けると、至福の場所「メトロミュージアム」へ。今朝は若冲・松園・魁夷の画集の傍に「カンパネルラ」「夜猫ホテル」「箱少年」、NHK「美の壷」 「日本の路地裏・世界の路地裏」等を楽しむ。

帰路は映画書コーナーから、経営・金融書コーナーを抜け、パソコン書コーナーへ。此処は易しい実務書を覗くだけ。最後は文庫Cへ。「バッテリー」「水曜の朝」「手紙」「星々の舟」など既読。これらに司馬・池波・北方の定番を加えて賑やかだが、極めつけは「風の影」。「ダ・ヴィンチ・コード」など遠く足許にも及ばない。

最後に店員の皆さんは動きも躾も申し分なし。唯一つのお願いは、たまには老残の独言もメトロニュースに載せてもらえませんか?
 
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