2007年3月5日号・第153号 news@metrobooks.co.jp(←投稿はこちらへ)

みんなで投票しよう!
メトロのお客様が選ぶ本屋大賞2007

読者の皆様、お久しぶりです。本店・文芸書担当の東野慎一郎です。
さて、第4回本屋大賞の候補作品が紹介されました。うん? 何のことかご存じない。大丈夫。そんなアナタのために本屋大賞が何たるかのご説明から始めましょう。
権力あるところに反権力あり。スタートした時の雰囲気はそんな感じでしょうか。日本の文学界には様々な文学賞があります。受賞作は必然的によく売れますが、ごくまれに「どこがいいの?」的な現象が生まれます、また、実際に私たちのように書店という現場で働いていると、必ずしも、売れる本=売りたい本ではない、ということがわかってきます。こういった不平不満を持つ現場の書店員たちが「あの作品にもっと光を!この作家にスポットライトを!」。というわけで、全国の書店員が投票形式で「本当に売りたい本を選ぶ」本屋大賞が2004年に創設され、『博士の愛した数式』『夜のピクニック』『東京タワー』が選ばれてきたのです。この3作品がベストセラーになり映像化までされたことに関しては説明不要でしょう。
ただし、昨年は、すでにさんざん売れていた『東京タワー』が受賞してしまったことで発足当初のパワーを失った感があるわけです。輝いていたロックスターが政治家と笑顔で握手をしている映像に淋しさを感じるときみたく。そこで、今回の本屋大賞は岐路に立たされており全国の書店員の力量も試されているわけです。
さて、お祭は観るのもいいけどやはり参加したいもの。皆さんも「本屋大賞」というこのお祭に参加してみませんか? もちろん投票条件に高いハードルは設けません。候補作品のうち1作品しか読んでいなくてそれに投票されてもかまいません。本紙の発行と同時に、店頭に投票用紙と投票箱を準備いたします。また、ホームページ上でも投票をお受けいたします。ぜひ、ご参加下さい。あっ、もちろん候補作はメトロ書店でお買い上げ下さいませ。お客様がお選びになった作品はメトロ書店店頭、ホームページ、本紙で発表いたします。
ちなみに、私のオススメは『夜は短し歩けよ乙女』です。宮部・伊坂のビッグネーム相手にどこまで健闘できるのか楽しみです。いろんな場所で紹介されていますが、知名度的にはまだまだ。無名時代にチェックしたバンドやアイドルがその後にブレイクすれば嬉しいですが少し淋しさも感じます。ですが、ブレイクせずに人気が段々落ちていけば淋しさは100%。どうせ淋しいなら、やはりブレイクして欲しいもの。『夜は短し〜』が私にとって、長澤まさみになるのか、小野真弓になるのかドキドキです。          
本屋大賞について詳しくはホームページwww.hontai.jpをご覧下さい。


本屋大賞2007候補作はコチラ! 一次投票通過10作/作品名五十音順
『一瞬の風になれ』(著/佐藤 多佳子、講談社)
『失われた町』(著/三崎 亜記、集英社)
『陰日向に咲く』(著/劇団ひとり、幻冬舎)
『風が強く吹いている』(著/三浦 しをん、新潮社)
『鴨川ホルモー』(著/万城目 学、産業編集センター)
『終末のフール』(著/伊坂 幸太郎、集英社)
『図書館戦争』(著/有川 浩、メディアワークス)
『名もなき毒』(著/宮部 みゆき、幻冬舎)
『夜は短し歩けよ乙女』(著/森見 登美彦、角川書店)

本屋大賞では、一次投票を昨年11月1日より本年1月12日まで行い、昨年を上回る、317書店405人の投票がありました。その集計の結果、上位10作品が二次投票ノミネート作品と決定しました。書店員による二次投票締切りは2月28日。 大賞の発表は4月5日です。お楽しみに!

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