「石井桃子 100歳記念フェア」
 
石井桃子さんを知っていますか?

こう聞かれると知らないなと思う人が多いと思いますが、次に挙げる本は誰でも一冊くらいは読んだり見たりしたことがあると思います。
「イギリスとアイルランドの昔話」「ディックブルーナのうさこちゃんシリーズ」「ちいさいおうち」「ピーターラビットの絵本」「クマのプーさん」「せいめいのれきし」「ティッチ」「たのしい川べ」「三月ひなのつき」「ふしぎなたいこ」そして「ノンちゃん雲に乗る」

これらの本はホンの一部。他にもファージョン作品集や岩波少年文庫や福音館書店の絵本をたくさん翻訳なさっているのです。特に石井さんが戦争中の閉塞感から逃れようとして、本にすることなどいっさい考えずに書きつづられた「ノンちゃん雲に乗る」は団塊の世代前後の方々には、きっと懐かしい思い出があると思います。私は小学校3年か4年の頃に、学校での映写会で鰐淵晴子主演の、この「ノンチャン雲に乗る」を観た記憶があります。私にとっても大昔の話なので、作者の方がまだご健在と聞いて正直驚いてしまいました。

3月10日で満100歳を迎えられる石井桃子さんは、日本女子大英文学部を卒業後、文芸春秋に入社。初めて世に出した本は「熊のプーさん」(岩波書店刊)で、戦時色の強い1940年でした。1933年、原書に出会ってから70年後、96歳にして作者のA・Aミルンの「ミルン自伝 今からでは遅すぎる」の翻訳を完成させておられます。プーさんに寄せる石井さんの思いがどんなに強いか想像できますね。

メトロ書店本店では今「石井桃子100歳記念フェア」をこどもの本コーナーで開催しています。どうぞお立ち寄りください。
 (岩波書店・福音館作成の石井桃子100歳記念フェアパンフレット参照)
 
メトロ書店専務 川崎紀子
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