「実業之日本社SP UK様」
 
「空飛ぶタイヤ」 池井戸潤 実業の日本社
タイトルだけを見ると娯楽小説かと思うような書物である。 この作品は、中小企業の運送会社が大手自動車メーカーのトレーラーで脱輪により主婦を直撃した死亡事故の話である。

事故原因は整備不良、警察から家宅捜索を受け、運送会社は信用を失墜、得意先には逃げられ、銀行には借入金の返済を迫られ倒産寸前になり、また遺族からは怒りをぶつけられる。
だが社員の過失の無い事を信じて、主人公の社長は事故の真実を求めて熱い戦いを続けていく・・・。非難を耐えしのぐ家族や社員を頼りにがんばってゆく主人公の様子は、この作品が企業小説だけではなく、人情小説であることを物語っている。

企業小説家の著者は江戸川乱歩賞受賞作家でもあります。 また、本作は第136回直木賞の候補作にも入りました。

 
UK様プロフィール
昭和16年生まれ。
私は昭和35年4月に書籍業界に入り、十八年勤務した後昭和54年より、FCで書店経営を十年間やり、書店へ戻り七年勤務後、今の出版営業をやっております。
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