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ブクブクコラム
このコーナーでは、お客様から寄せられた本に関するコラムをご紹介しています。
京都市 T・T 様


 三月下旬、妻といっしょに九州西部へ旅行をした。島原、長崎、外海、平戸・・・とめぐる。主として「キリシタン遺跡」をたずねる旅だった。長崎では特に連泊し、ゆっくりし、じっくりと町のそこここの天主堂や記念館、殉教の地などを見てまわり、いろんな資料も集めた。
 
 その一日、夕方、長崎駅前で夕食を取って宿に戻るその途中、駅左手のデパート3階のメトロ書店に立ち寄った。私は、日本でも海外でも、個人の旅の途中では、必ず目指す目的地の各地方での主な都市の一番大きい、品揃えも豊富そうな書店を土地の人から聞き出して、訪ねることにしている。その地方、その町に関する、いわゆる「郷土史」関係などの文献がよく集められているからだ。どんなに品揃えを誇る中央の大書店でもめったには見当たらない、めずらしい、貴重な本が並ぶ一角が必ずきっとある。
 
 長崎のメトロさんでもそうだった。できれば、わたしがその全部を持って帰りたいと思うくらいの、内容がつまった、中身の濃い、そして著者の郷土への思い入れと愛着がこもった書物がぎっしりとひとつの棚に並んでいた。資金の都合もあり、その中から十冊ぐらいをなんとか苦心して選び出して、旅行の途中だというので、さっそく配達してもらう手続きをし、帰宅後に家へ到着するように手配をした。店員さんの応対も親切で丁寧で、とても気配りが利いていた。
 
 私は、幸福だった。何しろ、わずか数日間の滞在だったが、もう去りがたくなりつつあった。長崎、かねてから心に秘めていた思慕の地長崎に今自分がいて、その長崎の思い出がいっぱいにこもった書物が手に入り、これからの自分にいつまでもついてきてくれるとても大切な生涯の同伴者になるのだから、メトロさん、ありがとう。また、長崎について地元のみなさんの評価が高い本が出たら、ぜひ知らせてください。必ず、注文しますから・・・。
 
(小さな感謝と感激の一文を綴ってみましたのでおとどけします。本は無事に、全部予定された日、時刻に当方へ到着しました。ご配慮ありがとうございました。)

*編集部より:T・T様お手紙ありがとうございました。歴史の宝庫・長崎を代表する書店としてこれからも努めて参ります。「長崎の本」コーナーも充実していきますので、ぜひこれからもよろしくお願いいたします。また長崎にもぜひ遊びにいらして下さい。



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