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今月の特集へ 版元さんリレーエッセイ
ステンドグラス
メトロ書店専務 川崎紀子 

「「大聖堂」

 本紙4月号で新潮社の鈴木藤男さんが推薦して下さった「大聖堂」(ケン・フォレット著、ソフトバンク文庫)を早速購入した。「何度読んでも面白い」(児玉清)、「イギリスの歴史や風土が学べる」(養老孟子)など著名な方々の「帯」を見ただけでも心が躍った。上・中・下の3巻それぞれが分厚い。鈴木さんも述べていたが、もとは新潮文庫から出ていた。
 この本のことは1998年秋、早川書房とメトロミステリー倶楽部共催の「原ォ先生座談会」の2次会で話題に上った。下戸の原先生はひたすらウーロン茶を飲みながら、周りの人たちはそれぞれグラスを片手に「面白い本」の話をしていて、私が読んだことの無い書名が飛び交っていた。その中に「大聖堂」の名前があった。その時はてっきりミステリーだと思っていたが、今回やっと手にして読んでみると大聖堂建立をめぐるハラハラドキドキの歴史大ロマン小説だった。
 購入してしばらく積んでいたのだが読み出すと続きが読みたくて仕方がない。出社する時にも持って行った。昼休みにキリの良いところまで読んであとは寝る前に読み、気がつくと午前2時だったりして睡眠不足の日が続いた。博多店へ行くときも「かもめ」が発車するなり読み出したが、終点までの2時間があっと言う間に経ってしまった。
男女の愛、親子の愛、兄弟の絆。いつの時代にも変わらない題材だが、私も「何度読んでも面白い本」のひとつに加えたい。


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