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ブクブクコラム ステンドグラス

2006年4月5日号・第143号 news@metrobooks.co.jp(←投稿はこちらへ)

春うらら!友美さんの
「暮らしを愉しむ系」はいかが?
本店インフォメーションカウンター 池内友美
 最近、暮らしを愉しむ系(と勝手に名付けています)が女性に人気です。私もよく読みます。というか眺めます。素敵なインテリア・雰囲気のある器に盛られた美味しそうな料理…一種の現実逃避でしょうか?眺めている間は至福の時です。
 
 堀井和子さんや大橋歩さん、平松洋子さん等の本を読むとそれぞれ一本筋の通った美意識(こだわり)があって自分の好きなものをきちんと持っている人は迷わないんだな、と感じます。最近、堀井和子さんが新しい本を出しました。「おやつの記憶をたどりにいく」(講談社、1470円)という本です。長崎のカステラも載っていて少し嬉しくなりました。

  もともとこういう雰囲気の本が好きな方にはとんぼの本から出ている「白洲正子 美の種まく人」(新潮社、1260円)や「向田邦子 暮しの愉しみ」(新潮社、1260円)もオススメです。それこそ確かな審美眼をお持ちの二人に憧れてしまいます。

  エッセイに近い感覚でさらっと読める小説で「薔薇猫ちゃん」(原生林、1223円)という今江祥智さんが書いた本があります。 タイトルから猫好きにはたまらないものがあると思いますが私もその一人。京都の本屋(恵文社)で見つけて宇野亜喜良さんのイラストと共に一目惚れ。読後感というか読んでいる最中もふふっと幸せな気分にさせてくれます。

  今江さんは猫好きで「きょうも猫日和」という本を出していますが残念ながら絶版で手に入りません。猫好き必読書なので気になる人は是非古本屋や図書館を探してみてください。

  猫つながりでは漫画「きょうの猫村さん」(ほしよりこ、マガジンハウス、1200円)の2巻が来月あたり発売になるというウワサ。エプロンの縦結びがキュートな猫村ワールドにまた浸れるなんてシワアセ。

  実はこの「きょうの猫村さん」最初は5冊くらいしか入荷しなかったものを絵のユルさと内容のシュールさに惹かれて副店長にお願いして追加注文をだしてもらったという思い出が…自分がコレは!と思った本が売れるって嬉しいものです。

  路線はズレますが以前雑誌 relaxに連載していて毎月楽しみにしていたコラム せきしろの「今月のルノアール」が1冊の本になりました!タイトルは「去年ルノアールで」(マガジンハウス、1575円) 妄想日記、大炸裂の1冊です。妄想だけでここまで楽しめるなんて…くだらなさが最高!ちょっと落ち込んだ時にもオススメ。ばからしくていつの間にか笑ってますヨ。

 漫画では「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子、講談社)や「ホタルノヒカリ」(ひうらさとる、講談社)、「20世紀少年」(浦沢直樹、小学館)も大好きですが最近のお気に入りはやまだないとの「コーヒーアンドシガレット」(祥伝社、1260円)おしゃれ女子は読んでみてください。あの感覚、わかるなぁ〜と思う人、結構いると思います。コートを買おうか迷っている主人公が、おばあさんになった時着てたら可愛いよね?って考えて結局買ってしまうエピソードがあるんですが、わかる〜!と思いました。実際私も全く同じ思考回路でお買い物したことあるので。そしてこの主人公のように一人の時間を過ごしている人って魅力的ですよね。