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ブクブクコラム ステンドグラス

メトロ書店専務 川崎紀子 
「JR西日本の事故」
 宝塚線で列車事故と聞いてびっくりしてすぐに友人に電話をかけたが幸いに彼女は家にいた。しかもいつも私鉄の阪急電鉄を利用しているという。
 今度事故を起こした電車はJR尼崎駅の手前だった。この駅は最近すばらしく大きな立派な駅になり、ここで乗り換えると宝塚へいくのが非常に便利と聞いていた。便利でしかも早いとなると通勤手当がでるサラリーマンは少々高くても私鉄よりもJRを利用するそうだ。
 事故発生時、周辺にいた人たちは救急車が到着する前にそれぞれが救出に駆けつけた。魚屋さんは氷を大量に、タオルの製造業者は売り物のタオルを。機械やさんは役にたちそうな工具を持って救援にあたった。迅速な判断と行動はさきの阪神大震災でつちかわれたものである。お互いに安否を気遣い助け合った大震災の経験から、周辺に住む人たちは自分にできる小さなことを見つけて事故に遭遇した人たちを励ました。手をこまねいて救急車を待つことはしなかったのだ。凄惨な事故現場で救援を手助けした人たちは大震災よりもひどかったと述べていた。天災は防ぐことは出来ないが、人災は防げるはずである。今後このような事故が二度と起きないようにまた起こさないように、何よりも尊い人命尊重を第一に掲げて関係者は職務にあたって欲しい。



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