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ステンドグラス
小学館SP 九州支社 H・Mさま

 健康雑感
 
 昨年末、生まれて初めて入院した。痛い思いもしたが新たな発見があった。
 我々は職業柄、文芸書から雑誌、コミック、業界紙等多岐に渡って読み、目を通す。面白かったり、そうでなかったり色々あるが、元来、活字中毒だから全く苦にならず、これだけが仕事だったらどんなに楽しいことか。
 しかし現実は厳しい絶対普遍な数字が存在する。出版社の営業は書店の各ジャンル担当者に新刊の情報をお伝えし、それを読者がピピッと感じて購入して頂く。この情報伝達が仕事だ。
 別段たいした仕事ではないが、重要なのは
「読者の皆様に買って頂く」この一点に尽きるのであって、それが数字となって現れる。読者の皆様が買って頂く一冊に、作家・出版社・取次・流通・書店と関係者一同、読者に御礼の頭を下げるのである。
 情報を伝えるのは簡単だけど、読者と接する書店担当者に納得していただくのは容易でない。そこであれこれ情報を集め紹介する訳だがどうも不徳の致すところで説得力に欠けている。一心不乱に考えに考え、ついに入院する羽目に
なった。
 仕事が原因で入院するのは悲しいことだ。本当の所、暴飲暴食、徹夜麻雀等が原因であり、自己快楽の結果が招いた事で皆はアホと呼ぶがこれなら反省はするが納得も出来る。
 入院中、人生の中で一番真剣に本を読んだ。「家庭の医学」等の医学実用書である。自分でも一冊書けるくらい読んだ。だから医学関係の本が出版されたら実体験に
基づいた納得の出来る紹介が出来る。早く出ないか楽しみである。
 病院に持ち込んだ文庫が数点、「国盗り物語」「坂の上の雲」高校生のころから何度読んだ事か、
やっぱり司馬遼太郎は最高だな。
すべて読んだけど、全集を三年計画で絶対買うぞ。
 皆様には今後も健康に留意し本を人生の友としてお過ごしする事を祈ります。


H・Mさまプロフィール
昨年から九州担当
趣味 登山、映画鑑賞



★ありがとうございました。どうぞお体はくれぐれも大切に・・・。来月はKD社F様の予定です。お楽しみに!

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