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メトロ書店専務 川崎紀子 
 「♪うさぎおいしかの山。こぶなつりしかの川♪」のどかで平和な古里に思いを馳せるこの歌の、「うさぎ追いし」を「うさぎがおいしい」と思っていた人は多いようだ。同じように「赤とんぼ」の歌詞の「負われて見たのはいつの日か」を「追われて見たのは」と勘違いしていた人も多いと聞く。古里のうさぎはおいしかった、という経験はあったかもしれないと思うとほほえましい気もするが、「赤とんぼ」の「負われて」と「追われて」の違いは有り過ぎだ。おんぶしてくれたのが、ばあやなのか姉なのか、はたまた母なのか歌詞では分からないが、兄や父ではないように思える。「追われて」ならば、こののどかなメロディにはあわない。
 
 先日メトロミステリー倶楽部の会合でこの「思いこみ」の話をしていたら「赤い靴」の話になった。「赤い靴、履いてた、おんなの子。異人さんにつれられて行っちゃった」という歌詞である。Aさんは「いい爺さん」だと思っていて、「良い爺さんなら良かったじゃん」という割にはさみしい歌だなと感じていたとか。Kさんの「人参さんだと思っていた」説には皆大爆笑。「小さい頃って結構勘違いしてそのまま思い込んでいることが多いね。」という結論に達した。私の場合は小さい頃でなく最近もとみに勘違いすることが多く、ただうなずくばかりであった。


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