メトロニュース メトロニュースメニューへ
今月のTOPへ ブクブクコラムへ メトロ笑店
版元さんリレーエッセイへ 編集後記

2004年4月5日号・第118号 news@metrobooks.co.jp(←投稿はこちらへ)

インフォメーションカウンター池内が語る!
どうして本の注文には時間がかかるのか?
 読みたい本があるのに売り切れてしまっている。取り寄せには10日から2週間前後かかるという。東京から宅急便を送ると2日で届く昨今、なぜこんなに時間がかかるのか。これは当店のお客様からもよく尋ねられる質問です。今月はこのご質問にお答えしたいと思います。
 
 まず、下の図をご覧下さい。お客様が本を注文された場合、いきなり出版社から本が届くのではなく、一旦取次店を経由します。まずここの部分で、東京から2日で本が届くわけではないということをご理解頂けると思います。
 
 簡単にご説明しますと、普通注文の場合は、まず書店から取次店(メトロ書店の場合は日販)へ注文を入れます(注1)。そこで取次店に在庫がなかった場合は、そこからさらに出版社へ注文が回ります。そこで注文品は、今度は反対に出版社から取次店、書店へ入荷してくるという仕組みになっています。この間、当然ながら出版社は毎日取次店へ注文品を搬入するわけではなく(大手出版社の場合は除く)、週に1、2日出版社から取次店へ搬入する便がある、という程度でしょうか。また取次店でも、ある程度のダンボール箱が埋まるまではすぐには書店行きの荷物を発送しません。ですから、ここで数日のロスがあると言っていいでしょう。また、ほとんどの出版社や取次店では、この注文をさばくのにまだ手作業の部分が多いそうなので、それも出荷に時間がかかる原因の一つであると言えるでしょう。
 
 ここまでご説明した、このやむを得ず時間がかかってしまう部分は別として、いかにして私共が一刻も早く本を取り寄せる努力しているかをご説明したいと思います。まず、メトロ書店で本をご注文頂きます。私共はその本や出版社の性質によって注文方法を使い分けています。
 
 10年程前までは、注文はすべて「注文短冊」というスリップに書名やお客様の情報を書き込んで、それを取次店へ郵送していたそうですが(現在でもそのようにしている一般書店は多い)、ご存知の通り、私共はメトロシステムというコンピュータシステムを利用しているため、注文はすべてオンラインで一瞬のうちに取次店まで流すことができます。また、取次店の在庫もコンピュータで調べることができるので、取次店に在庫がない商品の場合は、出版社に直接電話・FAXして取り寄せています。たとえば東京まで毎日数十本電話する通話料は相当なものになりますが、それもお客様へのサービスのためと思えばこそです。また、最近ではインターネットを使って注文ができる出版社が増えたため、はじめから出版社のサイトにアクセスして注文を入れるケースが増えてきました。(下欄参照)
 
 このようにして、一日も早く迅速に注文を入れる、という部分に力を入れた結果、かつて3週間から一ヶ月かかっていた注文が、現在では10日から2週間程度に短縮されてきています。また、文庫や新書などのペーパーバックの場合は取次店などでも機械化されているので、注文日から5日で入荷してくるケースもあります(注2)。
 
 また、ごくまれにですが、出版社から取次店、書店へと流れてくる間に、注文品が行方不明になったり、違う本が回ってくることもあります。そのようなことがないように、私共は、入荷日数が平均よりもかかっている商品については、出版社に確認を入れるなどのアフターフォローも行っています。
 
 このように一日でも早くお客様に本をお届けできるよう日夜励んでおります。また、ご注文が円滑に進むように、ご注文の際には書名、出版社名、もしおわかりになればISBNコードがあればなお早くご注文頂けます。もちろんはっきりした書名等がおわかりにならない場合でも、各メトロ書店のスタッフ、または本店インフォメーションカウンタまでお尋ね下さい。もちろんメールやホームページからもご注文承りますのでお気軽にご利用下さい。。


(注1)地方小出版など、取次店を経由しない出版社を除く
(注2)雑誌バックナンバーや重版待ちの商品などはより時間がかかる。また、正月・盆・ゴールデンウィークなど出版社・取次店が休業の場合も同じ。

今月のTOPへ