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このコーナーでは、お客様から寄せられた本に関するコラムをご紹介しています。
 長崎市 T・N様 (大学生)

 「本」といっても幅が広い。ジャンルも論説、随想、散文、形態にしても文庫、雑誌、単行本などとさまざまだ。また内容にしても、恋愛もの、推理ものビジネス書などとあり一言で本とは言い切れないくらいに種類が多くそれぞれおもしろい。
 
 僕は予備校卒業まで本に縁がなかった。夏休みの中学や高校の読書感想文など最後の一日ぐらいまではだいたい残っていた。それも付け焼刃で前書やあとがきを引用する程度で僕の感想ではないのが普通だった。引用と言えば聞こえはいいがただの丸写しだ。でもそのころの僕にとってはまるで何か大それた事を成し遂げたことのようにすがすがしい気分だったりした。
 
 予備校時代の先生はどの先生もこれまでの学校にはいない独特のオーラをはなっていた。まぶしかった。いきいきしてかっこよかった。僕もあんなふうに生徒から支持され自分の哲学を語る人になりたいと思った。講義で学んだ勉強はまるで役に立たなかったが、講義の余談で学んだ人生論は僕の生きる指針を与えてくれた。
古典の先生で憧れていた先生が大学入学後とにかく本を読んだといっていた。あの先生が本を読めと言っているのだから間違いはないだろうと思い書店へ駆け込んだ。僕は別に大学生活の華やかさとか気楽さとかなにも期待してなかった。自分には特にやりたいこともなく、周りでどんどん夢に向かっていく友達をみて自己嫌悪に落ちっていたしそういう友達を心から尊敬した。
 
 そんな時に中谷彰宏氏の「大学時代にしなければならない50のこと」(PHP研究所、¥520)と言う本に出会った。びびった。読みやすかった。濃かった。その日のうちに二、三回読んだし蛍光ペンで線までひいた。それが僕の本との出会いであり、自分にとっての大きな一歩であった。
あれからもうすぐ一年が経つ。僕の本棚には所狭しと本が並んでいる。一冊本を読み終えるごとに新たな自分がいる。もっともっと本を読もう。

ブクブク・コラムでは読者の皆様からの投稿をお待ちしています。テーマは「本」に関することならば自由。字数は800字程度。採用された方には図書券¥1000をさしあげます。宛先はこのメールまで。news@metrobooks.co.jp ペンネームと題名もお忘れなく!
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