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2004年1月5日号・第115号 news@metrobooks.co.jp(←投稿はこちらへ)

活字中毒ママの悩み…
「読書と子育て」の両立!?
子育てに追われ「本を読む時間がもっと欲しい!」という活字中毒ママの嘆き声はよく耳にする。メトロ書店に本を買いに来られるご夫婦を見ても、父親はのんびり自分の好きな本を選んでいるのに対し、母親は走り回る子供をつかまえるのに忙しくて、ゆっくり本も選べないようである。
 そこで本紙ではメトロ書店のお客様の中でも特に読書家のママさんにアンケートにお答えして頂いた。子育て現役さんもすでに卒業されたママさんも子育ての頃をを思い出して回答して頂いた。
 小さい子供さんをお持ちのお父さんにはぜひ読んで、心を入替えてほしいと思うのだが…。

<質問>
1.子育てをされている時に、本が読めなくてイライ ラしたことはないですか?
  ある、と答えた方は、どういう時に、状況、またその際のご主人様の対応なども教えて下さい。

2.今、あなたは子育てをしながら(子供の世話をしながら)どのように読書をされていますか?読書時間の捻出のために工夫されていることがありますか?

<回答A>長崎市よし・よしえ様 子供さん:長男(6歳)

1.もちろん、ある、ある、大ありです!

@赤ちゃん時代、続けて長く寝ない子だったので、読書などは夢のまた夢。それでも、半分寝ながら、ただ活字だけ拾ったり、本を握って寝たりと、本好きとしての意地は張っていた。A少し大きくなってくると、邪魔し放題。正直、日々の新聞さえ読めない状態だったのは本当に辛かった。子育中は何も考えるな、子供だけ見てろ、視野を狭くしろ、と誰かに言われてる気さえした、完全な被害妄想ですが・ ・ ・ 。主人は協力的な方だと思いますが、所詮男の人は子どもを持っても生活も思考もあまり変わらないので、いいなあとねたましい気にはなってました。

2.@赤ちゃんの頃は授乳時に。片手に子ども、片手に本みたいな感じで、ものすごく腕が疲れた。たまには足を使ったりもして。しかも、育児書には赤ちゃんの目を見ておっぱいは飲ませましょうとか書いてあって、自己嫌悪になった事もしばしば。A少し大きくなってからは、邪魔を覚悟で子どもと一緒に。辞書や実用書なんかだとたまに絵もあったりして、子どももわからないなりに面白そうに見てました。また手近なところに本を置いて、時間ができたらいつでも読めるような状態にしてると、読書時間が細切れでも取れます。あと、主人の帰宅が早く子どもと一緒にお風呂に入ってくれる日なら、一人でお風呂に入ってるときに、本を読んでました。湯船につかっている間に読めるので。

<回答B>長崎市ゆき様 子供さん:長女(小2)、次女(4歳)

1.ある。赤ちゃんの時はやっぱり寝てくれない時だったかなー。今は波に乗ってる時に「ママー、来て〜」で現実に引き戻されるのがイヤ。ダンナはあてにしてない。

2.子供が学校・幼稚園に行ってる時に読む。子供がビデオやテレビを見てる間にも読む。子供が眠ってしまってから読む。子供が読んでいる横でも読む。母は暇があれば何か読んでいるものだと思わせる。
 本だけでなくネットのテキストも読んでるなあ。あと妊娠中はその時しか読めない「たまひよ」など読むのもなかなか面白かったです。私が出産した頃くらいから出産本がわりとブームだったので、わかるわかると思いながら読むのも楽しかったです。「私達は繁殖している」とか「笑う出産」とか。


<回答C>長崎市まめたろう様 子供さん:長男(4歳)

1.ある
 本をもうちょっと読みたいのに夕食をつくらなきゃいけない、時間がない!とか。でもわりとウチは子どもが遊んでてもその横で自分は読んでたりして平和的に共存する場合が多いので、そうイライラしてばかりでもないかも。それは単に赤ちゃんの頃からママはいつも何か読んでるから(あまり遊んでくれない?)ということに慣らされているからかもしれない。父親はいるときは子どもの相手をしてくれるし、協力的。

2.今は幼稚園に行っているので読む時間はあります。1でも書いたように子どもがいても軽い読み物くらいは読んでいます。基本的に親が読んでる姿を見せるのはよいことなのでは、と思っているので。但し真剣にはまって読みたい小説などは一人静かにじっくり取り組みたいので、子どもを寝せてから、しかし寝せる過程で自分も朝まで寝てしまってなかなか先に進めないという事態はしょっちゅうです。



<回答C>長崎市鮫夫人様 子供さん:長女(20歳)

1.ある
2 子どもが病気の時。夫の対応については特に気にならなかった。誰かが病気なら仕方のないことと諦めた。

3 子育て中は子どものことを優先したので、まとまった読書は出来ないものと諦めた。ただ、子どもの成長に合わせ絵本、幼年文学、児童書、それに子どもの本に関する本を読み、良いものを子どもと一緒に楽しむようにした。子どもが中学生になり「ゲド戦記」の感想を語り合うことになった時は、子どもの心の成長に驚くとともに親子読書の成果を肌で感じた。子育て中は自分の読書を犠牲にはしたが、その時期でないと得られないものを得ることができたと思っている。
 


<回答D>長崎市ヤムヤム様 
子供さん:長男(24才)、長女(20歳)

1.ない。というより、あまりに遠い記憶で…
2.
読書内容
※アガサ・クリスティ全作品、パット・マガー全作品、長谷川町子全作品、東海林さだおエッセイ、平岩弓枝、池波正太郎エッセイなど、ひたすら気楽に読めるもの。

時間捻出作戦
※できるかぎり規則正しい生活を心掛けました。「子どもの就寝時間は決めておく」程度のことは留意していたように記憶しています。そうすると、お昼寝その他、だいたい毎日同じ時間帯になるので他の家事の段取りを読書時間捻出のために合わせることができるのです。また、夫在宅時(休日)は風呂、トイレも読書タイムでした。子供達が生まれて間も無い頃は乳母車に乗せ、家の前の大きな木の下で昼寝&ひなたぼっこ&ママの読書タイムを過したものでした。私達親子は快適だったのですが、近所からは変わった奥さんと思われていたようでした。いずれにしろ、子育てはそんなに長い時間ではありません。あまりキリキリせず、読書時間捻出をゲーム感覚でとらえ、子育て&読書を楽しんで頂きたいものです。



<回答E>大島町スノーウィ様 子供さん:長女(高3)、
                         長男(高1)

1.ある。いよいよクライマックス!って時に中断するのって本当につらい!!

2.当時は、読書にかかわらず、やりたい事をするために、時々、朝2時間前に起きてやってました。そこしか時間がとれないし、ダンナも子どもも寝てる時が一番静かで集中できるから。あと、とにかく文庫本を常に持ち歩くとか(みんなやってるか)。旅行の時など、洋服の準備より、まず、どの本持ってくか悩む。銀行や病院の待ち時間とか、バスなどの移動中ちょこちょこした時間にひたすら読む。だから、その時期はエッセイとか短編集が多くなったり。トイレや玄関にも本棚を置くとか。私が小さかった頃、よく図書館の子ども室に連れていってもらったけど、
今思えば、母が本を読みたかったからだと思うのです。さっさと2階にあがっていってたから。この時期に、改めて絵本や童話にはまるというのもよくある話で、そういうお母さん達で仲良くなってパネルシアターやったり、人形劇したり。本との出逢いのタイミングって、それこそいろいろですから、それなりに楽しんでいいのではないでしょうか。それに案外すぐに子どもたちは大きくなってしまうものです。今や、「ラストの展開が納得できないから、ちょっと読んでよ」と、高校生の息子からの課題図書が山のように…

「読書と子育て」の両立。本紙編集長の場合…。

 それまで好きなように読書に浸っていたのが出産・子育てによって読書の時間を奪われるのは本当に辛かった。出産直後に活字を読むと目が悪くなる、と注意されたにも関わらず二度の出産直後も病院のベッドで暇さえあれば看護婦さんに隠れて本を広げていた。(確かに視力は悪くなったが。)
 授乳時の読書も経験済み。ふと気がつくと、娘が非難するような目つきで下から見上げている。そんなことをするといけないとわかりつつも…。そこで思いついた「音読」。「ねえ、ムッシュ・ポアロ、これは非常に厄介な仕事ですね、えぇ、厄介な…」てな具合に。すると落ちついた態度になり、すやすやと眠ってくれた。それでも娘たちは問題なく育ち、おかげで国語力も抜群である。
 主人の実家に飛行機で帰るときも往復4時間、私はひたすら子供の世話ばかりだけど(一応ハンドバッグには本を入れてある)、主人はいつものごとくのんびり本を読んでいる。「あの本で頭を殴ることができたら…」という衝動に駆られたことが何度あることか。
 子供たちが小さいうちは、子供の目の前では本は読めなかった。子供が疎外感を感じるかも知れないと思ったからだ。自然、睡眠時間を削って読書。朝、店に行く頃にはふらふらになっていた。今では、読み聞かせが功を奏して、本がいかに面白いものであるかを子供たちも理解しているので、目の前で本を読んでいても邪魔してこない。自分の睡眠時間も増えた。
 あぁ、子供たちも大きくなった…としみじみ感じるのはこんな瞬間。


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