メトロニュースメニューへ
今月のTOPへ ブクブクコラム
版元さんリレーエッセイ
マガジンハウス 営業局販売企画部 A・M様

 もしかしてニオイフェチかも・ ・ ・ 。
 そんな思いに駆られつつ今日も本のニオイをクンクン。
 『週刊○○』の甘いニオイ、『月刊ラ ラ 』のタケノコの皮のニオイ、『△△食材図鑑』の重金属臭、みんな違います。もちろん『○潮文庫』(全然関係ないですが、パンダのウンチは青竹のニオイでした。)と『文□文庫』のニオイも違います。嘘だと思ったらニオイを嗅いでみてください。訓練を積めばニオイで何の本か分類することも出来ます!
このことは既に書店員さんたちの間では周知の事実なのでありますが、普段はバーコードのような便利なものがありますし、書店員さんが店頭で本や雑誌をクンクンしていても何だか変なので、誰もニオイを嗅ぎません。 
 そしてこのニオイ分類法は他分野においても使われています。かつて写真の暗室マンだった私は、暗室内(全暗黒の世界です。)でカラーだモノクロだ、コダックだフジだとフィルムを見分けるのには鼻を利かすのが一番だと先輩達に教えられました。事実、フィルムは種類によってニオイが異なっており暗闇の中ではそれが唯一の識別法でした。
 そんな癖が抜けていないのか本を買うとついついクンクンしてしまいます。周囲からは「変態」とか「犬か!?」とか評されております。しかし室町時代から続く『香道』にみられるように、ニオイを嗅ぐことは精神的な落ち着きを生み出し、円満な人格を形成する一助になるのです。また今日『アロマテラピー』と称して植物の抽出物を温めて香りたたせその香気を吸うことにより様々な医療効果を得ようとする行為が流行していますが、本をクンクンするのもそれと同じのものと捉えていただきたいのです。
 いかがですか、皆さんも本のニオイを嗅いでみませんか?だけどメトロ書店店内ではやらないでください。たぶん怒られます。

★宮下様2回目のご投稿ありがとうございました。メトロで「クンクン」怒りませんよ、ただ鼻の脂をつけないで頂ければ・ ・ ・ 。
次回はS社C様の予定です。当コラムでは出版社担当者様からの寄稿をお待ちしております。
編集部までお寄せ下さいませ。

今月のTOPへ