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版元さんリレーエッセイ ステンドグラス 編集長の読書日記
 角川春樹事務所 M・S様


 読み聞かせ

 数ヶ月前、休みの日にフラッと入った書店でやっていた。話には聞いていたが生で見るのは初めてだったので、ちょっと聞いてみようと思い、親子連れの後ろにポツンと一人で立ってみた。聴き入ってしまった。気付いたら最後まで聴いていた…。子供達と一緒に拍手をしていた(笑)。子供の頃にこんな経験をしていればもっと本をたくさん読んでいたかも・・・そんなことを思いながら店を後にした。
 
 ハッキリ言って読書は大嫌いだった。大学卒業するまでちゃんと読破した本はというと思い出せないから無いのかもしれない(マンガは大好きだったけど)。読書感想文を人にお願いしていたようなヤツである。こんなヤツがなぜ出版社にいるんだ!と愛読家の方には怒られてしまうかもしれない(苦笑)しかし今は趣味「読書」と声を大にして言えるほど本好きである。
 
 ひょんなことから就職が決まってしまったある日、サイン会があるから見学にでも来てみればと誘われ、学生で暇だった私はフラフラと行ってみた。とりあえず入社記念にサイン本を買ってみた(買わされた?)。もちろん読むつもりはなかったが折角自分のお金で買い、サインまでしてもらったのだから読んでみようと思い読み始めた。面白かった。読書が好きになった瞬間だった。食わず嫌いのようなもので読まず嫌いだったのだろうか?今では月に数冊、必ず本を買うようにしている。
 
 今、本を読まない人の中には同じような読まず嫌いがいると思う。確かに自分に合わない嫌いなジャンルもあるだろう。しかし私のように何かのきっかけで読書が大好きになる人は必ずいると思う。それが読み聞かせであるか、朝の読書運動であるかは人それぞれ。以前、
 先輩の言うことは絶対という体育会系の掟を使い、後輩の学生に無理矢理本を買わせ読ませたりもした。嫌われもしただろうが読書が好きになったというヤツもいた(本当に)。俺は嫌われても読書を好きになってくれればいいさ(いいのか?)と思いながら、これからも人が読書を好きになるようなきっかけを探していきたい。

M・S様プロフィール
27歳 B型  ・趣味 読書 格闘技
・格闘技界へ進もうと思ったが読書の魅力にとり つかれ、体育会系から文化系へシフト中。

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