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 その19 PHP研究所  京都普及一部九州地区担当 Y・H様


 観葉植物も、気がつかぬうちにニョロニョロと伸びて、6月になった。この月は国民の祝日が一日もなく、面白くもおかしくもない。水無月というのは名ばかりで、6月と言えばまず「雨」。毎日がじめじめとした、ボーナスは低いが不快指数だけは高い季節である(笑)。梅雨だから仕方ないのだが、ものすごい湿気で、暑い。同じ暑さでも、湿気があると、なお一層不快感を募らせる。
 
 福岡市内の大きな交差点から遠くを眺めると、街全体が靄のようになって、まさに「湿気が見える」という感じである。呼吸器のためには、乾いているよりも湿っているほうがよいらしいが、肌で感じる不快感は、身動きのとれない場所に閉じ込められたようである。 
 
 こんな季節にスーツを着て仕事に出るというのも酷なもので、体力の消耗はかなりのものだ。そのせいか!?クーラーのきいた場所に遭遇してしまうとなかなか足が動かず、ついつい書店様のバックルームに長居してしまう(ごめんなさい)。
 
 しかしながら今年の6月、2002年6月はそうじゃなかった。少し大袈裟かもしれないけれど、今まで過ごしてきた6月で最も楽しい時期だった。いわずもがな、ワールドカップのおかげで、いやいや、日本代表が期待以上の(!?)活躍をしてくれたおかげである。
 
 サッカーにさほど興味のない方でもその賑わいや熱狂振りは、例えば、イングランド、フィールドの貴公子ベッカムのヘアースタイル、ソフトモヒカンを真似している若い人達が街中に急激に増えたことからも感じ取れたのではなかろうか。これも1つのブームなのか、ワールドカップの経済効果は美容室とか、意外なところにまで波及してたりするのかも。
 
 そしてつい先日、これも是非ブームにしたい!流行ればいいのに!と思うような光景をハンバーガーショップで見かけた。僕の正面に座ったその女性は、ハンドバックを肩に下げて、もう片手には綺麗なコバルトブルーのハンカチで包まれたある「モノ」を持っていた。風呂敷でもなくハンカチで一体何を包んでいるのだろう?気づかれないようにこっそり見ていると…。ついにその女性がハンカチをあけてその「モノ」が姿をあらわした。
 
 なんと、ハンカチに包まれていたのはハリーポッターの第一巻!!(ブックカバーなし!)なんとセンスのある女性だろう。単行本をハンカチに包んで持ち歩くなんて、お洒落すぎる。静かな感動を覚えた僕が次に向かう書店様で話のネタにしたのは間違いない(笑)
 けれども本当にかっこよかったな。僕もそうするので、貴方もこれからはハンカチに本を包んで町を歩いてみませんか?


 
Y・H様プロフィール
 27歳・独身
  (気が付けば親には身をそろそろ固めたら?と言われる年になりました)
趣味:最近習い始めたピアノ
  (バイエルをコツコツと練習しています。浪花のモーツァルトを目指してます!)
京都のお寺を季節ごとに散策。
肩たたき。
お金のかからないアウトドア。


           

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