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長崎市 PN 忘れんぼのバナナケーキ様

『冒険図鑑』

 梅雨が明けたら、いよいよ今年も夏がやって来る。
 書棚を整理していたら、『冒険図鑑』が出てきた。しばし手にとってながめる。なんだかわくわくしてきた。「冒険」なんて言葉をすっかり忘れかけた私にとって、実に新鮮な響きである。
 
 本書は野外生活の入門書である。「ようし!これで今年の夏のキャンプは決まり。主人と読み直して息子を感心させてやろう」と、密かにたくらんでいたのだが、翌日、この本は息子の机の上にあった。息子の目に留まったらしい。妙に熱心に読んでいる。
 
 「問題です。ヘビに噛まれたら、どうするでしょうか?」「山でけものに会ったら、どうするでしょうか?」「道に迷ったら…?」etc。
 彼の頭の中はどうやら本の内容でいっぱいらしい。ふりがながふってあり、イラストが実にわかりやすいので、小学校2年生の息子でも十分楽しめるのだ。
 
 彼も「冒険」という言葉にあこがれる少年期に入ろうとしているのかと、母親としては妙にしみじみとした気持ちになってしまった。
 
 独身時代に読んだ本が今、またこうして息子と楽しめることに幸せを感じている。
 著者の<さとうち藍文>さんは長崎市出身。『自然図鑑』も書かれていて、こちらの方もおすすめです。


冒険図鑑『冒険図鑑』さとうち藍文・文、松岡達英・絵
福音館書店、¥1600
*『自然図鑑』も同左
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