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版元さんリレーエッセイ 編集後記
NHK出版販売部テキスト雑誌担当 J・H様
 
 
木曾駒ケ岳登頂記

 以下はNHK出版非公認組織「登山サークル チョモランマ」有志5人による、10月のとある土曜日の「木曾駒ケ岳登頂記」である。登山当日の様子を振り返る。

 前日晩に長野県伊那市に入り、早朝から登山口へ。メンバーは趣味の園芸デスク(男)、NHK俳壇編集担当(男)、コミック「カスミン」編集担当(男)、きょうの健康編集担当(女)、そして私が販売部テキスト雑誌担当(男)で計5人。個性派のグループであることは一目瞭然。それにしても天気が晴れない。やや不安。
 
 そして登山道に入っていく。先頭のペースメーカーはコミック担当である。80キロはあると思われる体躯だが、意外にペースは早い。さすが元柔道家。黙々と山道を分け入る。それにしても空気がおいしい。渋谷(弊社所在地)や御茶ノ水(日販の所在地)とはえらい違いだ。昨日までとの環境の違いを体感する。
 
 山腹の見晴らしの良いところで休憩をとる。休みを乞うことが多いのはやはりグループ最年長の趣味の園芸デスク。園芸担当になって間もないが、植物にはさすがに詳しい。山野草の名がすぐに口から出る。きょうの健康編集担当の若い女性が感心している。物知りはトクだなぁなどと思いながら、私はにぎりめしを食う。うまい。
 
 さらに歩いていくと、雪が降ってきた。山で雪なんてやばいじゃん、などと思いながら、用意していた防寒具を着て、慎重に歩く。私は素人なのでビクビクしているが、山のベテランの俳壇担当は飄然と歩いている。五七五でも考えているのだろうか。いかにも俳人といった風情。編集担当者はそれ相応の雰囲気を持つものだと感じる。
 
 雪の中、山林を抜け、空は灰色。しかし、靄の中、山頂が見えてきた。駒ケ岳は中央アルプスを代表する山ということで、頂の姿も厳かに見える。さらに岩山を歩き、そして鳥居の立つ山頂に至る。雪は降っているものの、景色は悪くない。富士山が見えることもあるらしい。雪をかぶった山脈を自分の目で見るのは初めてで、正直、感動。昨日、残業せずにいそいで特急に乗り込んだ甲斐があったというものである。

 というわけで、簡単に山頂までの道のりを追ってみた。社員紹介なのか登山記なのかよくわからないエッセイになってしまった。それにしても登山後の3日ほど、足の筋肉痛が取れなかった。弊社に「中高年のための登山学」というムックがあったが、山をなめてはいけないとまさに痛感した次第である。(了)


J・H様プロフィール

74年9月24日生、天秤座、AB型
趣味:映画、横浜ベイスターズ、   お酒
特技:カラオケで笑いをとる。
好きな作家は 土屋隆夫(昭和中期の本格推理作家)
読むジャンルは哲学・思想系が多いかな?(学生時代は一応、哲学専攻でした)

*日高様、2回目のエッセイありがとうございました。メトロニュースでは、出版社の皆様からの原稿をお待ちしております。次回はP社M様の予定です。

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