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版元さんリレーエッセイ ステンドグラス 編集長の読書日記
メトロ書店専務 川崎紀子 
暑中お見舞い申し上げます
  盛夏
 紙面の都合上とは言え、すっかりご無沙汰しているうちに、あっと言う間に季節は変わって猛暑の真っ只中。一日中クーラーの効いた店内から帰宅する頃は、西の果て長崎ならではのギンギンギラギラの夕陽が容赦なく照りつける。
 
 昔は夕立や夕方の水まきの後には涼風が立ってちょっとほっとしたものだが、最近は地球温暖化が進んでいるせいか、体がクーラーに慣れてしまったせいか(歳のせいか)暑さがこたえる。
 
 クーラーの効いた部屋で、夏恒例のCM「OOの夏、日本の夏」を見るにつけても、人事ながら売上はどうなのか心配になる。もはや自然の風を部屋に入れて蚊遣りをくゆらすのは、涼しい高原で避暑が出来る優雅な人たちだけかもしれない。
 
 最近は「和」やいわゆる「アジアンテイスト」(アジア味)が女性たちに人気だ。着物を洋服に仕立て直したり、帯をテーブルセンターやタペストリーに作り替えたりと、古い物の良さを見直す風潮が戻ってきている。
 
 先日も地味な夏の着物を着ていた若い知人が、おばあちゃんの着物で六十年前の物だと言っていた。それは今探しても売っていないようなモダンな柄で、かえって彼女の若さを引きたてていた。夏の絽や紗(しゃ)の着物は風を通すので着ていると体を風が吹き抜けて心地よい。涼しい夏の着物地やアジアの布で洋服を作るのも流行っていて、洋裁の本や雑誌にも取り上げられている。
 「蒸し暑い夏、日本の夏」をアジアンテイストで乗りきってみませんか。 



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