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版元さんリレーエッセイ ステンドグラス 編集長の読書日記

 その12 朝日新聞社 書籍販売部 K・I様 
 

 先日、鈴鹿へF1観戦に行ってしまいました。よせばいいのにクルマで行ったため、行きは5時間(東京→鈴鹿)、しかし帰りは大渋滞で8時間以上かかりました。観戦の興奮が冷めた時に考えたのは、電車で行けば往復の時間に何冊本が読めただろうということです。自社本をはじめ「ツンドク」状態の本が家に会社にたくさんあります。読みたい本を後回しにし、読まねばならない本を優先しがちな僕としては絶好の機会だったと深く反省したわけです。
 どーせ電車だったらビールを飲んでひたすら寝ていただけと想像しつつ、常日頃思うことなのですが、皆時間をどう使っているのかなと考えこんでしまいました。

 イチローは見逃せない、深夜といえども中田の試合は気になる、ネットで検索したいことが幾つかある、そういや夕刊をまだ読んでない…困ったものです。ズボラなわりには本は大切にしたいから入浴タイムはもっぱら雑誌を読むばかり。
 南の島で見かける「ビーチサイドでのんびり読書」は僕にとっての理想です。しかし日本にいる場合は言わずもがな、海外に旅していてもソワソワ、アクセクしてしまいます。結局、持参した本は手付かずだったりするのです。
 現状を告白しますと、僕の読書空間はもっぱら電車の中とトイレの中。本が読みたいからと、電車の中ではメールに没頭することを自ら禁じています。「時間は創るもの」人に言われなくてもそんなことわかっています。しかし本を読むことと同じ位、人と会って話しをするのが大好きな僕は、夜な夜なアルコールの匂いに誘われてしまうのです。もちろん「あの本もう読んだ?」なんて薦められたり、「誰々の新刊出るよね」といった話題も多く、これまた「ツンドク」の山が一段二段高くなるわけです。
 酔ってヘロヘロになって自宅に辿り着き、ちょっとでもと本を開くのですが、翌朝になるとその読んだ個所の記憶が全くないということばかり。版元の一員として、女の子にもてるためにも(?)、本を読む時間がもっともっと欲しい。こう思う「本」の周辺にいる人達って多いと想像するのですが、いかがでしょう。
 読書ばっかりは、代打を立てることができません。秋の夜長こそじっくりと、一冊でも多くの本と出会いたいものです。

 
K・I様プロフィール
   1965年8月17日生、生粋のA型、獅子座
   趣味・特技はスポーツ全般ということで。(大学では体育会のRUGBY部でした)。
   一等好きな作家は三島由紀夫です。長崎出身の村上龍は「コインロッカー・ベイビーズ」はメチャ好きです。


★K・I様ありがとうございました。次号はN社のH様の予定です。

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