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 その6 講談社 販売促進部 S・Tさん

 
何を書こうかと考えて気付いたのだが、最近文章を書くことが本当に少なくなった。
 
 小学生のときは宿題で読書感想文を書くことがあったので、読書冊数も多く、辞書も引きながら、文章を書くという習慣があった。大学生の頃はほとんど遊んでばかりだったけれども、何とか漢字検定2級を取得した。しかし悲しいことに、歳を重ねるごとにパソコンや携帯メールなどといった文明の利器に頼りがちになってしまい、綴りや漢字の度忘れがひどくなってきた。
 
 例えば、「気付く」は「きずく」か「きづく」か?「著しい」は「いちぢるしい」か「いちじるしい」か?答えはもちろんどちらも後者である。次に、これを漢字で書いてみよう。「わずらわしい」「とどこおる」「ほがらか」。答えは「煩わしい」「滞る」「朗らか」である。漢字変換に頼っていると結構忘れていたりする。こんなの簡単だという声も聞こえそうだが・・・。
 
 逆にこの字を読めるだろうか?「労わる」「跪く」「綻びる」。答えは、「いたわる」「ひざまずく」「ほころびる」である。
 日本語というのは、本当に奥が深い。ひとつの言葉を漢字で書くかひらがなで書くかによって印象が随分と変わってくるし、本のタイトルもそういった見方をすれば大変興味深いものがある。私は今の仕事に就いた当初、京極夏彦氏の作品名に衝撃を受けた覚えがある。
 
 ちなみに、私は会社の入社試験面接のときに、「いつか自分で本を書いてみたい」などと言ってしまったのだが、まずはもう一度漢字の勉強をするのが先のようだ。
 
 漢字に限らず、知識や語彙をたくさん身につければ、自分を豊かに表現でき、生活を充実したものにしてくれる。そう言った意味では、もっと本を読んで自分自身を磨いていこうと改めて思ったのであった。
 
 余談ですが、小社より+α文庫「読めそうで読めない漢字2000」という本がございますので、興味がある方はぜひどうぞ。

S・Tさんプロフィール

講談社販売促進部勤務
昭和47年8月31日生まれ。A型・乙女座。
趣味:カクテル研究、カラオケ
影響を受けた本
「がむしゃら1500キロ」
(浮谷東次郎著、この作品を読んで一人旅にあこがれました)
最近ケイン・コスギに似ていると言われ、喜んでいたら髪型だけと言われ、ショックを受ける。



*次回はT社のYさんの予定です。
 お楽しみに!我こそは!とおっしゃる出 版社の方も原稿お待ちしております


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