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2001年7月5日号・第86号 news@metrobooks.co.jp(←原稿はこちらへ)

「私をリゾートへ連れてって!」鈴木綾子&本店・地図旅行書担当:U子ちゃん
そもそも沖縄に行くはずだったのである。行きたかったのである。
この数年、どこへも旅行に行っていない。溜まりに溜まった疲れを癒すため、旅行に行くなら、やっぱりリゾート!青い海、輝く太陽、冷たいビール、パラソルの下で読書!「♪あー、私の恋は南の風に乗って走るわー♪」
 
 という具合に、私は今年の1月あたりから「夏は沖縄に行くぞ!」と決めていた。そして確かにその時、私の夫も「あぁ、わかった、わかった」と言ったはずである。なのに、なのに…、行けないことになった。答えは簡単、お金がない、休みが取れないからである。
「じゃ、五島はどう?」
 リゾートとはちょっと違うが、青い海については合格である。
「それも行かれん」と夫。
「何でお金のないとね。何かやましいことでもして るんじゃなかと?」
「うんにゃ」と言いながら、夫、「ロトくじ」と「トトくじ」をおもむろに取り出して、マークをつけ始めた。かくなる上は、くじ頼みと思っているらしいが、今まで最高でも千円しか当たったことがないらしい。

 「あー、もう!!こうなったら、せめて本の中だけでもリゾートに行ってやる!」

  そこで、メトロ書店本店・地図・旅行書担当のU子女史にこれこれしかじかと話をし、ちょうど良いリゾート関係の本はないかと尋ねてみた。すると、「わかりました」言葉少なにうなずいたとき、キラリと彼女の目が光ったのに私は気づいた。それから、十分後、あっと言う間にU子女史はリゾート関係の本をどっさり集めてくると、推薦文を書き始めてくれたではないか!。その顔は、「私もリゾートに行きたいです!」という気持ちを代弁しているかのようであった。
 
 すべての本をここでご紹介するには紙面が足りないが、とびきりおすすめの本をいくつかご紹介したい。
 
 まずは、やっぱり「沖縄」の本から。『やさしいオキナワ』(文・池澤夏樹、写真・垂見健吾、パルコ出版、¥2300)「ちゅらさん」の舞台でもある沖縄。快活な人達とその独特な時間の流れが生み出す人々の生活風景。この本の中にもその「やさしく、愛しいオキナワ」がつまっている。最近では素敵なカフェも増えつつあるようだし、やっぱり沖縄に行きたくなる1冊。
 
 次は、『アジア楽園のビーチ&ホテル』(増島実、パルコ出版、¥1900)タイ・マレーシア・フィリピン・インドネシアの美しいビーチとホテルを原色の景色広がる写真とともに紹介。透明な海、夕暮れ時のサンセットディナーなどリッチなリゾートスタイルを提案。
 
 おっ、また素敵な本を見つけた。『ひとり泊まり―女を上げるホテルたち』(村瀬千文、幻冬舎、¥1400)ユニークな目次から目に止まったページを開いてみる。著者のホテルマニアぶりもさることながら、読んでいくうちに、いつしかそれが自分の言葉のように思えてくる…。それが「ホテル力(りょく)」美しいコトバと写真で綴られた憧れのホテルの魅力満載。
 
 それから、これは小説だが、『カイマナヒラの家』(文・池澤夏樹、写真・柴田満之、集英社、¥1800)「この物語の登場人物は全て架空であり、作者の想像の産物であるが、家は実在した。(帯文より)」カイマナヒラの家、ダイヤモンドヘッドの家。この島に魅せられた人々が織りなす海を巡るストーリー。海の写真家柴田満之の美しい映像と旅を描き続ける池澤夏樹の文章がここでリンクする。

 あー、もう!やっぱりリゾート行きたか!


やさしいオキナワ アジア楽園のビーチ&ホテル ひとり泊まり カイナマヒラの家

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