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版元さんリレーエッセイ ステンドグラス
メトロ書店専務 川崎紀子 (3)
 (3)4月は新しい旅立ちの月

 4月は幼児から大人まで新しい節目の月である。
 だぶだぶの園児服に身を包み、年長児に手を引かれて通園するあどけない幼児たち。それに比べて年長児たちは園児服も色褪せ、手足がにょっきり出ている。入園当初、母親や父親の手を離さず、大泣きに泣いていたあの子たちが、今はしっかり小さい子供たちをエスコートしている。幼稚園の頃の発育、発達の目覚しいこと。昨日できなかったことが今日は出来るようになっている。
 だんだん歳を経るごとに、この子供たちはどのように変わっていくのだろう。このあどけない園児たちが、なぜキレて殺人を犯したり、非行に走ったりしてしまうのだろうか。
 家庭が悪い、学校が悪い、社会が悪い、と言うのは簡単。では、どうすれば良いのか?「向こう3軒両隣」という言葉はもう死語だろうが、子供は地域で育てるもの。地域の人達が温かく見守り、はぐくんでいくことが必要ではないだろうか。どこそこのだれちゃんと近所の人が知っていて、親も子供も挨拶をかわすような安心できる地域の人のつながりが、あどけない子供達を無事に大人にしてくれる大きな要素になると思う。
 児童書売場で遊んでいる子供さんたちを見るにつけ、健やかな成長を祈らずにはいられない。


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