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編集後記 編集長の読書日記            
お客様からの、本に関するコラムをご紹介します。「本と私」(はなぶささん)、「私はメトロファン」(Y、Iさん)
「本と私」   長崎市 はなぶささん    

 現在会社員をしている私は本を読むことが好きだと言えます。子供の頃からの読書家でも無い私が現在では本を読むことが好きだと言うようになったのは不思議だなあと思いますが、事実なのだから仕方ありません。

 小学校や中学校の頃にはテレビばかり見ていたような気がします。テレビを否定する気はありませんが、そういう状態で子供の頃を過ごしてしまえば、活字から遠ざかってしまうと思います。しかし、私は段々と本が好きになってきました。  

 それには段階があったと思うのですが、大きな要因としては「野生に生きるもの」という青少年向けの小説に心が動かされたということがあります。小説を読んで涙をぼろぼろ流してしまったのは初めてでしたから、本にそういう力があることに驚いたり、自分の感性に気付いたりしたのです。段々と好きな小説に出会う毎に本を読むことに意味を感じる気持ちが大きくなっていくようでした。本を読むことが好きになるとは、好きになれる本と出会ったかどうかにかかってくるのでしょう。  

 また、文章を書くということも本を好きになってきたことに関係しています。昔は文章を書くことがなかったのに、現在では何でも文章を書くことが好きになっています。特に自分の考えを文字という形に結晶させていく作業は魅力的です。空でものごとを考えると段々と捻じれてしまうのに、文章にすると段々とまとまってくるのが不思議です。そして、創作するときなどは勝手に文章が零れてきたりする瞬間があったりします。書くということが好きになると、他人が書いたものはどんなものかと気になりはじめて、色々な作家の本を読もうと思うようになり、読むことで更に良い作品に出会いたいとも思うようになったわけです。  

 ここまで来るのに時間がかかりましたが、やっと自分の好きなことに出会えたという気がしています。今後も本屋さんに新しい出会いを求めて通うことでしょう。  皆さんも良い本に出会いに本屋さんに出かけましょう
   
「私はメトロファンだ  長崎市 今里佳重さま      

 メトロ書店が好きな理由は次の3点である。  1、モノをくれる。  2、店員さんが優しい。  3、書店としての「志」が感じられる。

 現金な性格の私は「もらいモノ」に弱い。私はメトロのレジでおつりと共にボールペンをもらったことがある。店の名の入った景品仕様の使い捨てペンを一度。たったそれだけ?と思われるかもしれないが、そもそも本屋さんがただでなにかくれることなどあるだろうか?普通本屋さんはおまけしてくれたり、景品をくれたりはしないものだと思っていた。  

 モノだけではない。メトロは書店くじもきっちりとくれる。それは本屋さんの基本でしょ、と思われるかもしれないが、なかなかどうして。催促しないとくれない店も多い。  ある店では「書店くじください」と言ったらレジのお姉さんに「それなんですか?」と聞き返されたことがある。仕方ないので説明したら、変な客という目で見られてしまった挙句、くじももらえなかった。  

 2について。これも本屋さん、いや商売の基本でしょ、と思われるだろうが、なかなかどうして。「ごめんなさい。許してください」とこちらが謝ってしまうくらい怖い店員さんのいる店もあったりする。 全くお客の方が気を使う。その点メトロの店員さんは優しくて感じがいい、と私は思う。  

 さて、書店の仕事は本を売ること。でもただ本を並べているだけなら、いずれ、どんな本でもすぐに探して届けてくれる巨大ネット書店や24時間最新の雑誌が気安く立ち読みできるコンビニに押されてしまう。  街の本屋さんには本屋さんにしか果たせない使命があるはず。  

 メトロ書店はどうやらその使命に気づき、果たすべく努力をしている、と私には思える。それが3で言う「志」である。  

 子供の頃から本と本屋さんが大好きだった私にはこの点がメトロの最大の魅力かも知れない。

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