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本店スタッフ紹介 編集後記 編集長の読書日記
メトロ書店会長・川崎清の最終章
最終章 
「いよいよ理想的大型書店出現」2


 9月20日のプレオープンに続いて21日はいよいよ開店となって、全国から出版社関係、地元お得意様各位の皆様のご多忙の中、遠路をいとわずご来店頂き、心から御礼を申しあげたい。
 さて、書店は大型書店だからと言って、ただ本を並べただけではだめだということを前章で申しあげた。しかし、理想的書店像としては今一つ絶対不可欠なものがある。それは「読者とのコミュニケーション」である。
 読者とのコミュニケーションは中小書店でも勿論必要であるが、大型書店ではそれを組織的に実施する義務があるのである。日本では「JPIC出版文化振興財団」が読書アドバイザー養成のシステムを作り、コミュニケーションの基礎を固められているが、書店におけるコミュニケーションとしては、読書会の交流が必要である。(この部分にて絶筆)

 (以下は鈴木編集長が聞いていたものを記した)
 その点、当店では98年の3月にミステリー小説の愛好会「MMCメトロミステリー倶楽部」を、今年の1月には絵本のサークル「MOCめとろおやこくらぶ」を創設して、お客様との交流を深めている。
 MMCはすでに会員数150名を越え、今年は温泉へ行ったり、旧本店で宝探しゲームをしたり、「本当にミステリと関係があるのかしらん」というほど会員同士の親睦が深まりつつあるようである。
 一方MOCの方も好評で、毎月第4土曜日のおはなし会には数十名のお客様がおみえになり、絵本のことだけでなく子育て談義にも花が咲いているようであるが、本当にどちらもありがたいことである。
 このように、メトロ書店は、@メトロコンピュータシステムによるデータ管理と運営。AMMCやMOCによる読者との交流、という二つの点から、理想の大型書店として新たに誕生した次第である。
 しかし、言うまでもなく、我がメトロ書店が、ここまで大きくなれたのは全てお客様のおかげさまであり、我々はそのことを決して忘れてはならないのである。(完)


*筆者・川崎清は9月21日午後9:30に他界いたしました。詳しくは編集後記をお読みください。連載中はご愛読誠にありがとうございました。