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スケジュール
日にち 5月8日(土)
AM9:30 マイクロバス乗り場集合(JR長崎駅隣、大村競艇場行きバス乗り場)
昼食 車内にてお弁当
13:00 小倉北区、松本清張記念館見学
16:00 創元推理文庫40周年記念、有栖川有栖氏座談会(福岡朝日ビルにて)
MMC、九州ミステリークラブ、創元推理クラブ共催
18:00 夕食、ステーションホテル内レストランにて
19:00 博多出発
長崎着 自由解散

ミセス真青の気ままな事件簿1
「アサヒビール事件と老人失踪未遂事件」
No.0016 ミセス真青(マブルー)


ファン垂涎の
有栖川さんとの一夜(二次会)
No.0015 サラ・ハレスキー


例会感想集
「5月例会を終えて」No.0090山口美奈子
「推理の国のアリスに会える旅」No.0040アトピーお蘭
「アリスな土曜日」No.0059探筆巣(タペンス)
「ミステリーツアー1日楽しませていただきました」No.0104アーレッシア
「昨日は大変楽しい一日でした」No.0114オニヤンマ
「例会の感想」No.0135南瓜
「福岡から参加」No.0140梨香(なしか)
「5月8日(土)の日記」No.0147アリスニアン
その他、何でもアリス
「コードネーム『ヒムラー』の由来」No.0088ヒムラー
「ならば私はエガミスト」No.0020A.K.リンウッド



5月例会写真集


有栖川有栖関連をもっと知りたい人へ…
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例会感想集
「5月例会を終えて」No.0090山口美奈子(浜町店勤務)
 5月某日、怪しげな旗の元に性別も年齢もバラバラの不可思議な一団があった。そこここからもれ聞こえる会話は、「そのアリバイは…」「目撃証言が…」等、通常とは一線を画したものばかり。  いわずと知れたMMCメトロミステリー倶楽部の面々でございます。
 5月の例会はついに博多まで出張、ターゲットは松本清張記念館と有栖川有栖氏であります。
 長崎より出張してまず行ったのは、北九州の松本清張記念館。チケット購入の際、申し出た人数より1枚多くチケットをもらったりと、(後で連絡の行き違いと判明)MMCになかなかふさわしい幕あけ。
 この館で特に目を引いたのは、東京杉並区の松本家を再現展示したもの。玄関や応接室をのぞき、2Fに上がるとだだっぴろい書庫が。こんな所にこもれたら幸せだろうなぁなどとつらつら思いつつ書斎へ。  またこの書斎が今しがたまで仕事をしていたかのように乱され(整えられ?)ている。パネルの説明があまりにも少なくて不満でしたが、これがどーしたあれは何だとひと騒ぎいたしました。(館の方、ごめんなさい)  
 そして移動。いよいよ有栖川氏び講演。有栖川氏は…講演会に行けなかった女性ファンの方、残念でした。実物の方が格好良かったですよ(笑)  九州ミステリークラブの剣持さんとの対談形式の講演は、やはりといいましょうか、エラリークイーンで始まりました。さすがの読書量に驚きつつ必死でメモとりをしておりました。  有栖川氏の作品については2人の有栖川有栖の関係(くわしくは『ペルシャ猫の謎』をどうぞ)学生アリスの今後等楽しいお話を聞かせて下さいました。 『ブラジル蝶』の中の人喰いの滝がコミック化されるそうで、そちらの方も楽しみではあるのですが、やはりファンの心境としては「早く新刊を!」ですね。
「推理の国のアリスに会える旅」No.0040アトピーお蘭
 会場に入ると、前列右端の席に、聴衆に溶け込むようにしてアリス氏はいた。意識的に紛れようとしているのではない、まるでどこにでもいるお兄ちゃん風に自然な雰囲気の人なのだ。 さらに、アリス氏の隣にいた長身ハンサムなお兄さんは、第一回創元推理短編賞受賞(受賞作は「あきらめのよい相談者」)の剣持鷹士氏。剣持氏がインタビュアー兼対談相手を引き受けてくれると言うおまけつきで楽しく会は始まった。
 終始、作家というよりミステリーファンといった感じで、自分のミステリー読書歴や尊敬するクイーンを語るアリス氏。会場からの質問は、やはり彼の作った魅力的なキャラクターたちと、シリーズの行く末にまつわるものが多い。中で、学生アリスシリーズ(「月光ゲーム」「孤島パズル」「双頭の悪魔」)は、あと2作と、時間軸にそったアリスと仲間たちの短編集1冊を卒業アルバムとして終わらせるつもりという構想や、五月十日発売の新刊の情報、大阪府警の情報誌に連載をはじめたいきさつなど、アリスファンにはたまらない情報が惜しげも無く語られた。
 わがクラブのミス真青の「どのような殺しがお好き?」という質問に戸惑いながらも一生懸命に思いを巡らせ「これといった回答は今すぐ出せないけれど、手のひらに血のりがべったりというようなのは、いやだなあ」と言われたのが印象的。  さらに、私にとっては最高の話が聞けた。私の一押しミステリー「9マイルは遠すぎる」(ハリー・ケメルマン)を本格派とするか否かという二階堂黎人氏との論争の舞台裏。もちろんアリス氏は本格派に入れてくれている。この話を引き出してくれたのは剣持氏。感謝します!!
 その後、持ち込みの本に気軽にサインをしてくれるサービス付。抜け目の無い私は、「幻想運河」と一緒に、手垢で汚れた愛読書「9マイルは遠すぎる」を準備していた。サインはもちろん、もう一つ反則わざをお願いした。アリス氏は、いたずらっぽくこれに応えてくれた。これはもう、我が家の家宝だ。(なんであるかは、例会で教えるね)
 大満足で帰りのバスの中、次にMMCで誰をよびたいか、ミセス真青と話し合う。大人の男好き(らしい)ミセス真青が「北方謙三」を提案、わたしも乗る。北方氏、最近は歴史小説も手掛けてくれているので、ダブルでおいしい話となりそう。
 夜のハイウエイをバスはホームタウンに向かって走る。熟女2人のミステリー談義は尽きない。熟女2人って、野村某と浅香某かって?チッ、チッ、チ(人さし指を立てて顔の前で左右に振る動作)、スカペッタとウォシャオスキーと思いねえ。
「アリスな土曜日」No.0059探筆巣(タペンス)
 5/8(土)晴れ、その日は待ちに待った有栖川先生の講演会の日でした。っていうと、なんだか遠足の感想文の様ですが、(実際、そんな感じだったけど…)とにかく、わきあいあいと、バスは一路、福岡を目指したのでした。
 途中、松本清張記念館では、ステンドグラスと見まごうばかりの表紙のディスプレイに驚き、喫茶室では、ちゃっかり受付にあったケ−キ券を握り締め、割引料金で食すという荒業?もこなし、遂に有栖川先生と御対面!(途中、運転手さんが朝日ビルをアサヒビールと勘違いするというミステリアスな?アクシデントもありましたが)切れ長でちょっと垂れた目がかわいい(失礼、笑顔だっただけかも?)有栖先生は、一見して隣りのお兄ちゃん風の、ミステリ−研大好きさっ!というような、穏やかな方でした。(著者近影より、数段良かった。)写真を撮っても、いやな顔一つせず、(真正面から写したのでさぞかし、ご迷惑だったでしょ うが…。)とても楽しそうにみんなの質問に答えていらっしゃいました。
 そして、サインをいただく時、先生は私だけに(ほんまかいな?)こう告白されたのです。 「メトロさんですよね。実はなぜか僕んちにあるんですよね、メトロさんのブックカバー。」「!!」素晴らしい、私たちと有栖先生の間には、こんなにも深い繋がりがあったのです!!かくして、楽しい一日は、知っている人だけが知っている(あたりまえか)もう一つの小さな事件の後、金田一少年のビデオによって、締めくくられたのでした。新たな会員の人とも知り合えたし、とても有意義な、有栖な土曜日でした。
「ミステリーツアー1日楽しませていただきました」No.0104アーレッシア
 ありがとうございました。バスや昼食の手配、記念館や講演会への連絡、レストランへの予約など、大変だったでしょう。個人で行ったのでは、あんなに効率よく回れなかったと思います。
 松本清張記念館で、作品のカバーを並べたパネルには驚かされました。なんという多作ぶり!私は館内ガイドに載っているパネルの写真を見た時に、ステンドグラスかなぁと思っていたのです。作家としてのスタートは四十八歳と遅かったけれど、八十三歳の長寿と、それまで休みなく続いた幅の広い執筆活動が、これだけの作品を生み出したのだと思いました。書斎や応接室の質素さは意外でしたし、蔵書の多さには感心しました。「利用させてほしいなぁ」という声もメンバーから聞こえていました。
 有栖川有栖さんの講演会も、飾り気のない親しみやすい人間像が身近に感じられて、面白かったです。  いつか、ロンドンやシュールズベリを歩き回るようなツアーを、クラブの皆さんとできたらいいなぁと考えています。
「昨日は大変楽しい一日でした。」 No.0114 オニヤンマ  
 松本清張記念館については、某国営放送のドラマ「点と線を追え」?で紹介されたので行ってみたいと思っていたので今回は良い機会でした。
 また、今回の講演会の感想ですが、作家の講演会など初めてだったので、どのようなものかとワクワクしていた訳でして、またどのような難解な言葉が飛び交うことかと思っていたのですが終始和やかで、言葉の端々に有栖川有栖先生の人柄が感じられイッキナリ、ファンになってしまいました。こう言う講演会もあるんだなと新しい発見をした思いです。
 それまで一度も読んだことも無く、また有栖川有栖の名前さえ目に入れたことの無かった私でさえ博多駅の書店(メトロ)に走り込み、本を2冊手掴みにして、取って返しチャッカリ二冊ともサインをもらいました(ラッキ!)。  でも、今回のツアーの最大のミステリーはアサヒ・ビールでしょうか!?。
 総括として、とても楽しくて、有意義なツアーでした。
 このような企画があったら、是非参加したいと思います。
「例会の感想」 No.0135 南瓜  
 新入り、初参加でいい思いをさせていただきました、感謝。  新本格派というのが何なのかよく判りませんが、私なりに、こんな感じと思っていたことがあります。
 人間関係がギドギドしていない。 探偵の自己顕示欲があまりない。 女性が魔女や慈母や女神を演じさせられていない。全体に淡泊(ヌーヴェルキュイジンヌか?)これ誉め言葉のつもりです。特に女性が普通にふるまっているのがとても好きです。「なぞめいた女性」や「慈愛あふれた女性」や「女のさが」はもう結構なので。謎解きもさることながら、そんなことに新しい風を感じて嬉しがっていました。
 で、有栖川氏の講演(学校の教室より少し大きいくらいの部屋で)を間近で聞いて、この感覚はまちがっていなかったと思いました。 ミステリーの好きな少年がそのまま作家になって、恥ずかしそうに、そしてとても嬉しそうに大好きな本の話をする、そんな学生っぽさの残った氏のようすが、作品の持つ雰囲気ときれいに重なりました。
 新本格派というのは多分、謎解きを中心に据えたミステリーということなのでしょうが、私には古い世代に対する新しい世代の新たなミステリーという気がますますしてきました。
「福岡から参加」 No.0140梨香 (なしか) 
 初めて例会に参加させて頂きました。「松本清張記念館」は、友人と行こう行こうと言いながら都合がつかなかった場所。やっと、訪問することができました。なによりも驚いたのは 蔵書の数と多岐にわたったジャンル…よりも、ご自宅の書庫の数。夢のようです。「いち、にぃ、…8つもあるのっ!?」と呆れ…いやいや、感嘆しつつ、興味深く拝見いたしました。あの書庫にある本、読みたいですね!拝見できるのなら、虫干しでもなんでもしますよーっ!(記念館の方へ)
 有栖川有栖先生の講演会は、これまた凄く興味深かったです。自他共に認める有栖川先生ファンの私、『有栖の乱読』『本格ミステリーを語ろう!』での予習をして会に臨みました…が!海外ミステリはほとんどわからない!悔しいので、やはりお話に出た作家あたりは読もうと固く決意しました。先生は、書かれる文章通りのお優しい印象を受けました。残念だったのは、楽しい進行をされていた剣持鷹士先生に お礼を言い損なったこと。両先生、ありがとうございました&お疲れ様でした。
 しかし、記念館といい講演会といい、他の会員の方とお話する機会がほとんど無かったのが残念でした。またいつか、こんどこそは…!
「5月8日(土)の日記」No.0147アリスニアン
 五月八日(土)、博多での例会に参加しました。朝、長崎を発ち、昼食のいずや弁当をバスの中で食べ、一時頃松本清張記念館に着きました。
 ミステリー小説を読み始めて、まだ日が浅い私は、松本清張という人を知りませんでした。中に入ると、たくさんの本が縦に並べてあって、松本清張さんの家や書斎、愛用品などが展示されてありました。そして、おぉっと、思いながら前を見ずに歩いてると、壁にくっついていた電話に頭をぶつけて、痛がりながらよろめいているところをすべて監視カメラに撮られてしまうという、恥ずかしい思い出もできてしまいました。
 次は、有栖川有栖氏の講演のため、朝日ビルに向かいました。数十分後、運転手さんが「ここですか?」と言ったので、窓の外を見てみると、そこには「アサヒビール」と書かれていました。朝日ビルとアサヒビール…似てますねぇ…。で、その後すぐに目的地に向かいましたが、その時すでに講演の五,六分前だったので、途中で降ろしてもらい、博多駅の中を通って、朝日ビルまで行きました。
 いよいよ有栖川有栖氏に会えるーっと思い、廊下で緊張しながら、ふと横を見ると、有栖川氏が走りながら廊下を行ったり来たりしていて、思わず隣にいたヒムラーの腕を掴み、興奮してしまいました。話はおもしろくて一時間半ぐらいでしたが、とても早く感じられました。その後サインをしてもらって(あぁ、なまの有栖川氏、三十pも近くで見れてドキドキでした。)そのビルで夕食を食べました。そこは、大人の人が行くような所で(私は高校生)ちょっと緊張しました。そして、バスの中で「金田一少年の事件簿」のビデオを見ながら長崎へ帰り、家に着くと、バスの乗りすぎで、頭がガンガンし、ふらふらで大変でした。
その他何でもアリス
コードネーム『ヒムラー』の由来 No.0088 ヒムラー    
 由来というか、私の場合はタダのパクリです(笑)。今回、五月の例会が[有栖川有栖氏講演会]ということで、私のコードネームについてお話するなら今が絶好の機会だと思い、書きます。  
 有栖川さんの作品には<江神先輩&学生アリスシリーズ>と<火村助教授&作家アリスシリーズ>という二つのシリーズがありますよね。私は火村助教授のファンなのですが、若い(しかもオタク入っている)女性読者の間では、私のような火村ファンのことを『ヒムラー』または『ヒムニスト』と呼ぶのです。シャーロッキアンとかエラリアンのようなものですね。ちなみに他の登場人物のファンのことは以下のように呼んでいます。江神ファン→『エガミスト』/学生アリスファン→『アリシスト』/作家アリスファン→『アリスニアン』/森下刑事ファン→『モリシタン』etc…。
 どう呼ぶかは人それぞれなので若干の違いはありますが、大体は以上の呼称で日本全国の有栖川ファンには意味が通じるでしょう。
 私の友人は特にミステリファンというわけでもないのに、有栖川さんの作品についてだけは語り合えます(オタクな会話)。有栖川さんの作品を通して仲良くなった友人も数人居ます(無理矢理読ませたりもしましたが)。今後も、ヒムラーとして、N高図書委員(2年連続)として有栖川作品を広めていきたいと思います。
ならば私は「エガミスト」 No.0020 A.K.リンウッド
 全くもって不覚であった。  自他共に認める「読まず嫌い」の私が、読んだ途端に惚れてしまったのだ。つい先日もSINさんと「最近の若いコはキャラクターから入るからねぇ」などとオバタリアン的な会話を交わしたばかりであったというのに…。
 そのお相手は江神二郎先輩(先輩と呼べる歳ではないけれど…)。有栖川有栖氏の「学生アリス」シリーズの探偵役である。  何てったって、イイ男である。長身、痩躯、長足、ロン毛(清潔感のある)、女泣かせの背中に、賢者のような暖かい目、スナフキンのような雰囲気、事件を解決する際の哀しげな表情…。
 『月光ゲーム』の時には「ええ男やなぁ」くらいにしか感じなかったのが、『孤島パズル』の次のくだり(260頁)でクラッと来た。
「真夜中に一度目が覚めた。一度寝返りを打って薄目を開けると、江神さんは起きていた。シャツ姿のままベッドに腰掛け、煙草を吸いながら地図を見つめていた。険しい表情が窓からの星明かりで窺える。立ち昇る紫色の煙が、闇に舞っているようで美しかった。僕は声をかけることを躊躇った。張りつめた何か繊細な空気が江神さんを包んでいたから…。」
 『双頭の悪魔』では、無邪気に江神さんの背中に泣きつくマリアにちょっと嫉妬したり、江神さんの秘密に母性本能をくすぐられたり…。
 イイ男とは孤独である、寡黙である、思索する姿が似合うのである… って、キャラクターにはまりっぱなし、ってかぁ!




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