2000年7月例会

ハンニバルが犯人ばい、激闘バトルがウットリ講和に!

日時:7月13日 場所:1次会:長崎県自治会館1F第1会議室、 2次会:レストラン ハルビン、3次会:ネロウルフ
4次会もあり…


ゲスト:若井考太氏(新潮社文庫編集部次長)
    ロージンホームズ氏(MMC会員、新潮社宣伝部)
    新宿鯖氏(MMC会員、光文社販売部)


太陽がギラギラ照りつける午後、いつもの自治会館で7月例会は執り行われた。
そもそも、ハンニバルについては賛否両論、特に女性陣からは「否」の声が多く、
(詳しくはこちらを)
討論会も血みどろのバトルになるのではないかと危惧された。

鼻息の荒い女性会員。怖いもの見たさで来た男性陣。読んでないくせにとりあえず話を聞きに来た会員も数名。
会場には25名が集まった。

今回は、若井氏に随行で、MMC会員のロージンホームズ氏(「まさかMMCの例会に出られるとは」本人談)
たまたま出張が重なった新宿鯖氏と、出版社から2名ゲストをお迎えした。

まずは、若井氏から「ハンニバル」制作秘話、及び出版社編集部の裏話が…。
肝心のラストの部分については、最初の読後感想は
「やっちゃったー…」
それでもさすがハリスらしい物語の持っていきようだな、と納得されたそうです。

途中、気になる映画化の記者会見@フィレンツェのビデオテープを見せてもらいました。

参加会員たちからももラストの問題も含めて、色々な質問が飛び交いましたが、
若井氏は終始笑顔で答えてくださいました。

すると、アレレ、あんなに息巻いていた女性会員陣の様子がどうも変だぞ!
何だか目がハートマークになっているではないか!
どうやら若井氏のソフトな魅力に魅了されてしまい、
一部の会員の中からは「カワイイ…」とのつぶやき声まで!
何たる根性なし!MMC女性会員よ!(笑)

面白かったのは、最近の海外ミステリのヒット作は
「あるある本」の傾向がある、ということ。
つまり、純粋な作り話としての小説よりも、「あぁ、こんな話あるある!」と読者が
実体験と重ねやすいストーリーの方がウケが良いとか。
(例えば、ダグラス・ケネディの「ビッグ・ピクチャー」や「仕事くれ。」など)

「ハンニバル」の話だけでなく、ちゃっかり出版業界の話まで聞き出した
MMC会員たちであった。


「ハンニバル」読後感想文バトルはこちらを

<講師略歴>

若井考太(わかい・たかひろ)
1955年 千葉県生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。
1978年 『上田知華+KARYOBIN』マネージメントとプロデュース。
1979年 「日本ケーブルテレビジョン」入社。81年まで、英語ニュース番組及び、「合衆国大統領選挙速報」
「ジェームス・クラヴェル『将軍』を語る」などのディレクター。その後、欧米にて放浪。
1983年 平凡社契約社員として、女性誌『FREE』の編集に携わる。
1984年 同社契約社員として、雑学誌『QA』の創刊・編集に携わる。
1987年 新潮社に移籍。文庫編集部に在籍後、「新雑誌準備室」へ。
1989年 同社にて著者文化誌『03 Tokyo Calling』創刊。副編集長。
1991年 『03』休刊に伴い、文庫編集部へ。以降、海外作品の版権取得・編集を中心とした業務に携わる。
主な担当作家にフリーマントル、カッスラー、フォレット、ジョン・ガードナー、ダグラス・ケネディー、
ニック・ホーンビィーなど。
現在 新潮文庫編集部次長。


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